*:..。o○☆アイノカタチ*:..。o○☆○o (ページ34)

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34、彼氏が出来た…？ページ34

『じゃあ今から電話してみるから、ちょっと待ってて』

そう言って切れた茜との会話。

電話の前で待つこと数分。
今か今か、と時計ばかりが気になる。

まだ、話してるのかな…？
それとも繋がらないとか…？

なかなかかかってこない茜からの電話にヤキモキしていたら。

15分ほど経った辺りで、目の前の電話が軽快に鳴った。

「はいはいはいっ！」

『……かけたよ』

「そ、それで!?｣

『いいって』

「な、なにが!?」

『付き合ってくれるってさ』

「……え？」

ええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?

「どうゆうこと!?なんて言ってたの!?｣

『何も』

「へ!?」

『ただ、Aが川島のこと好きなんだって。
付き合ってあげたら？って言ったら』

「言ったら!?」

『あ～…うん、って。
やっぱアイツ変わってるよね』

電話の向こうで茜が、思い出したように笑い出す。

え……。それってどうなんだろう？
ＯＫしてもらった…って捉えていいやつ…？

なんか……

微妙…？

『とりあえず、おめでとう』

半笑いで祝福してくれる茜に

「ありがとう…？」

お礼を伝えて。

とにかくこうして、私に無茶振りされた茜の協力のおかげで

今日から川島は

私の『彼氏』になった…？

　