俺の彼女でしょ？(現パロ)【鬼滅の刃】

▼_01 デート↓ ページ1

不死川玄弥





「ねぇねぇ、放課後デートだね！制服デートだね！」

玄弥「…っな！！別に…いちいちデ、デートって言わなくても…！」

「なんでよー！男女が2人でどこか出かけたら付き合ってなくてもデートなんだよ！」

玄弥「……Aは…デート、他のやつともしてんのかよ」

「ん？声小さくて聞こえなかったよ」

玄弥「…っなんでもねぇよ！」





「この映画観にいかない！？」別に興味無い恋愛映画のチラシを持ち目をキラキラさせたAに誘われて、というよりほぼ強制的に放課後連れ出されたものの。





人の目を引くAの顔立ちですれ違う人みんなこちらを、というよりAをチラチラ見る。





「おい見ろよあの子可愛くね」「でも隣にいるの彼氏じゃん？」「わんちゃん友達」





今も並行して俺達の少し離れた隣を歩いてる男子高校生達が話しているのが耳に入る。





「男いるし声掛けにくくね」「LINEだけでも聞こうぜ」





聞こえてくる会話に少しイラっとする。





玄弥「…ほら、早くしないと映画はじまる」





Aの指に自分の指を絡め、手を繋ぎ歩く速度を少し速める。





男子高校生達と少し差をつけ手を繋いでるところを見せつけると





「チッやっぱかれしじゃん」「やめとこやめとこ」
そんな声が聞こえてきて満足する。





「え！え！なに！？やっぱりデートだって思ったの！？でも手繋ぐのは恥ずかしいよ」

玄弥「……っ最初からデートだよ！いいからちゃんと俺の手掴んでろよ」





.





独占欲。ほんとは自分のモノにしちゃいたい。

▼_02→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す