元鬼殺隊の桜柱様は大切な人を作らず、ただひたすらに呪霊を狩る

じゅじゅさんぽ ページ33

五条「ってかさ、何でAは硝子に懐いてるの？」

A「なんですか、急に…」

伏黒「まぁ確かに、家入さんの言う事なら大体聞きますよね」

A「あー…」

虎杖「え、そうなの？」

伏黒「あぁ…」

真希「答えろ」

A「…えー…カナエ姉さんに似てるから、ですかね？」

言ってくれる言葉も…行動も。

顔自体は似てないしおっとりしてる姉さんと違って

硝子さんはどちらかと言うとまぁ乱暴。

でも、何処か似てる。

A「…あ、桜…」

五条「あ、本当だ〜」

真希「ﾁｯ…しおりが無ぇ…」

A「それならこれ、あげます」

Aが差し出したのは…

真希「桜の花のしおり…」

A「昔、よく作ってたんです。
知り合った男の子にもあげましたよ」

パンダ「これって、棘も持ってたよな？」

A「すっごい偶然…」

虎杖「胡蝶の好きな物って何？」

A「…何、急に…」

虎杖「いいから、いいから〜」

A「うーん…」

『私はね…』

『「フルーツポンチやフルーツゼリーが好き』」

狗巻「!!」

虎杖「フルーツばっかじゃん」

A「え、まぁ…フルーツが好きだから…美味しいし…」

釘崎「あ、分かるかも」

真希「…それって、棘の好きなやつと同じだな」

狗巻「おかか!!」

パンダ「さっきの桜の花のしおりも…」

A「それ、違う人では？
この世には似てる人が3人居るってよく言うし…
まぁ五条さんのような煩くて馬鹿っぽい人が
3人居ると考えただけで吐き気がしますけど」

五条「ひっっど!!」

伏黒「分からなくはないかも」

五条「二人して酷くない?!」

狗巻「…(桜…)」

『私の名前？そうだね…桜！』

『さくら？』

『うん！みんなにそう呼ばれてるの』

A「狗巻先輩？」

狗巻「！」

A「早く来てください…
置いていかれますよ」

『よろしくね、棘くん！』

最初で最後に愛した人→←硝子さんVS交流会に出たくない!!←は？

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