夢と大切なもの ページ35
夢を見ていた。
A「…ここ、何処…?」
明かりのない暗い場所に現れた画面。
まるで映画館のような大きさ。
それを見つめていると突然声が流れ始めた。
『ねぇ、君の好きなものは何?』
その声と同時に今度は電源がついたのか
大きな屋敷が映し出された。
幼い頃女の子だろうか…?
顔は見えないが恐らく男だろう。
縁側に並んで座りながら少女は一方的に質問をしていた。
『君は…僕が怖くないの?』
男の子は突然女の子に質問した。
A「…これは誰の記憶だろう…
二人共顔が見えないのが残念だな…」
『そうかなぁ〜?
…私はかっこいいと思うよ!』ニコッ
『!』
『…それに__』
A「!」
少女の口から出た聞き覚えのある名前に私は
弾かれたように立ち上がった。
《…君の名前は?》
過去に聞かれたことのあるような言葉。
でも、それが誰なのか分からない…
その瞬間…大量の桜の花びらが私の視界を覆った。
A「ん…」
虎杖「あ、起きた!」
釘崎「アンタ、作戦会議の途中に寝たのよ」
A「…虎杖さん…釘崎さん…」
…何だったんだろう、あの夢…
妙にリアルだった…
狗巻「高菜?」
A「!…“棘、くん”…?」
気付くと声に出ていた。
真希「…あ?」
A「…ぁ…すみません…」ニコッ
でも、夢の中の少女は確かにこう言っていた。
“棘くんは棘くんでしょ?”
A「(何だか…)」
大切なものを忘れてしまってる気がする…
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クローバー - 続き、気になってます! (2023年2月12日 16時) (レス) @page47 id: 7d91e777e9 (このIDを非表示/違反報告)
變啾姫カナキ(プロフ) - いきなり推しがっっ‼‼‼嬉しいです♡あとめっちゃ面白いです!更新頑張ってください!! (2023年2月11日 19時) (レス) @page47 id: 58184b10af (このIDを非表示/違反報告)
アオちゃん(プロフ) - とても面白いかったです!すごく興奮しちゃいましたWこの小説は何回も読んでますが、本当に面白くて飽きません!!これからも頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧応援しています🎌 (2022年12月28日 23時) (レス) id: a5ab7eb0d5 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - すごく面白いし話がしっかりしていて楽しく読めます!これからも頑張ってください!楽しみに待っています! (2022年9月21日 20時) (レス) @page35 id: 060f5591e6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - ご指摘、ありがとうございました。 (2022年9月9日 23時) (レス) id: 6ef6b35f8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あい | 作成日時:2022年8月4日 19時