あっ、君が笑ってる！〜１年生編〜【テニプリ/立海】

No.40* ページ41

✱Yukimura said✱

｢先輩。試合を続けたいのですが。｣

弦一郎が園田先輩に声をかける。
すると、チラリと弦一郎を見た。

｢だぁかぁらぁ！草試合はダメなんだってば！｣

｢精市のラケットをこの試合相手が盗んで、それを取り返すだけというのもですか？｣

｢それは…｣

続けさせていただきます。
そういい、弦一郎はまたサーブを打ち始めた。

その結果、先輩は弦一郎に負けた。

2-0

俺達の勝ちだ。

では先輩、ラケット返してもらえますね？

そう言うと、気まずいのか先輩は俺にラケットを投げてコートから出ていった。

｢立海のレギュラーってこんなだったんだ。｣

｢失望したな。｣

｢うむ。｣

｢まぁいいよ、俺たちで三連覇狙おう。｣

俺は頭からバンドを外した。
そう言えばAが体育館で練習してるはず…。
見に行ってみようかなぁ。

｢幸村クンンンン！｣

｢丸井くん。｣

｢柳と真田ってめっちゃ強いのな！！ここって全国区だろい？スゲーな！｣

｢あぁ、アイツらは強いよ。そこら辺の奴よりはね。｣

丸井くんは目を輝かせて、桑原くんの背中をバシバシと叩いていた。
痛そうだね。

〜next〜

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