No.36* ページ37
「精市。」
「何、弦一郎。」
俺達は部室の前に来ている。
今日は、3年生が休みらしく、2年生しかいない。
部室に入っていくと、2年生の先輩の一部が笑っていた。
それもそうだ、俺の目の下が赤いからだ。
「先輩、俺のラケット知ってますよね?」
「おい、幸村〜お前目の下が赤いぜー!」
「ギャハハッ、どうしたんだよー!」
下品な笑い声と共に先輩は、俺の顔を見てこう告げた。
「あー、そういえば、ラケットだっけ?お前がお前達が俺達より先にレギュラーになったのを、せいぜい恨むんだな。」
先輩達は鼻で笑い部室から出ていった。
「…精市、俺のを使うか?」
差し出してきた、弦一郎のラケットはより力をボールに伝えるため、重いラケットだった。
「弦一郎のは少しラケットが重いからなぁ…。いいや、俺は探すよ。」
「いや、俺のはどうだ?確か幸村の物と重さは変わらないはずだ。」
柳くんから、渡されたラケットは、グリップテープは、柳くんの癖が付いていたが、重さは自分のと酷似していた。
「2本あるのかい?」
「2本なかったら貸そうともしない。」
そう言い蓮二はレギュラージャージを着て、靴紐を結ぶのだった。
〜next〜
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鳴菜瀬(プロフ) - リューヌさん» 返信遅れてごめんなさい。初めまして!私の作品を読んでいただきありがとうございます!面白かったと言っていただけて嬉しいです。更新速度が遅いですが気長に待って頂けると嬉しいです(笑)頑張ります! (2017年1月28日 18時) (レス) id: 75733470f8 (このIDを非表示/違反報告)
リューヌ(プロフ) - はじめまして! すごく面白かったです! 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2016年10月20日 7時) (レス) id: d26bccd53e (このIDを非表示/違反報告)
鳴菜瀬(プロフ) - コメントありがとうございます。雪華様の期待に添えるように精一杯書かせて頂きます。更新頑張ります! (2016年10月19日 19時) (レス) id: 75733470f8 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - とっても面白いです!更新頑張って下さい!楽しみにしてます♪ (2016年10月16日 23時) (レス) id: 0f314a13a0 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - 鳴菜瀬さん» ハッ、ハラハラ…ど、ドキドキ…(°_°) (2016年8月10日 23時) (レス) id: a396c6ef54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鳴菜瀬 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aina20631/
作成日時:2016年3月4日 19時