あっ、君が笑ってる！〜１年生編〜【テニプリ/立海】

No.11* ページ12

｢あぁごめんよ真田くん。｣

そうAは言うと、電話を掛けた。



『俺達はー氷の化身ー氷の皇帝〜♪ガチャッ。』

｢……？｣

『もしもC〜！Aちゃん！？やっほー！なになに？どうしたの〜！？』

キーンと電話の向こうから、明るい声が聞こえた。
その声は、もちろん男子3人にも聞こえていた。
柳は目を見開き、幸村はたまたま持っていたテニスボールを大きな音を立てながら握りつぶし、真田はガタッと机にぶつかった。

……この中だと1番真田くんの反応がまともだ……。
とAは思ったに違いない。

『で？どうしたんだC〜？』

｢あぁごめんね、えっとね、いいレストラン知らないかな？｣

『……。』

……数秒の沈黙、気まずい。

『うーんとねー。あっこの前、Eーお店見つけたよー！』

｢どこ？｣

『神奈川の江ノ島の海沿いでね〜？』

〜〜〜

｢うん。ありがとう、じゃあバイバイ！｣

真田は終わったかと聞き、家に帰ろうとした。
Aは困った顔をして、遅くなってごめんね？と謝った。

｢大丈夫だよ。｣

そう幸村は言い、その後私達は家に帰った。


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