あっ、君が笑ってる！〜１年生編〜【テニプリ/立海】

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｢ほら！母さん行くよ！｣

｢わかったから、車に乗って！｣

桜がひらひらと舞う今日。
私は晴れて中学生になります。
新品の制服に、Yシャツ、スクールバッグに買い揃えた文具品ピカピカのローファー。
すべてが新しく身も心もウキウキ。

｢着いた。｣

ここは立海大附属中学校。
通称立海は、中高大、一貫らしい
これから私が通う中学校だ。

｢ここが……中学校……か。｣

入試の時も思ったが、校舎がかなり大きい。
この学校は、運動部が強いらしいから、本気で部活に打ち込みたい人はここに入るらしい。
私はエスカレーターで行きたいからここにはいったんだけどね。
もちろん部活は入るさ。
小学校から続けているバレーボール部に！

学校の敷地に入り前を見る。
すると、少し遠くで2人の男の子が校舎を見上げていた。

｢いよいよ一緒に天下を取れるな。｣

｢俺達の代では３年間無敗で行けるといいね。｣

｢あぁ。｣

黒い帽子のつばを後ろにしてかぶっている男の子と藍色に近い髪色の男の子が話していた。
桜の木がちょうど横にあり、とても絵になっていた。
それと、盗み聞きするつもりは無かったんだよ。

ごめんね。

彼らも今日から入学する1年生なのだろうか？
通りすぎる瞬間見た顔は、2人ともかなりの美形のようだった。







〜next〜

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