なにわの掟7

僕なりの3 ページ35

道枝side



藤原・大橋『じゃあお疲れ〜』


高橋『ちょ、俺も行きます！！』


長尾『置いてかんといてください！』


藤原『嫌や笑』


大橋『早くしてなー笑』



なんてなんだかんだ待っててくれる丈くんと大橋くん
このまま行っても僕が入る隙なんてきっとない




藤原『ん？みっちーは帰らんの？』


道枝『あ、僕大吾くんに話あるんで！』


大橋『そっかー！！じゃあお先にな！』


高橋・長尾『みっちーばいばーい！！』




みんないなくなる楽屋。寂しいけどなんとなく
大吾くんになら甘えられる気がして待ってた。
それなのに流星くんにベッタリ。






大西『みっちーお疲れ様！！まだおったん？？』


道枝『あの、、その…… 』


西畑『ん？どーしたん？？』


道枝『それが、、その…、、』


大西『僕たちに出来ることならなんでもするで？
だから言ってくれへん？』


道枝『あの…僕の携帯！！！携帯がなくって、、』




ただ甘えたくて待ってた。そんなこと言えるわけもない僕は咄嗟に嘘をついてしまった、、



大西『それは大変やん！！一緒に探そう！！』


西畑『鞄のなかちゃんと見たか？』


道枝『……はい、、』


大西『みっちーはもう一回鞄みて！僕は楽屋のなか
探すね！大ちゃんはトイレみてきて！』


西畑『お、おう笑』




そう言って大吾くんが出て行って流星くんと2人になる。僕は鞄を見るフリをするが当然そこにあるそれ。
でも、言い出せんくて……




大西『みっちーあったー？』



道枝『ないです、、』



大西『そっか、、こっちかなー？？？』




そう言って必死に探してくれる流星くん。だんだん
罪悪感が出てきてしまう、、




大西『みっちー最後に使ったのいつー？？』


道枝『あ、えーと、、その……』


大西『ん？？』



そう言って流星くんが近づいてくる。まん丸の純粋な
流星くんの目で見つめられると僕は何故か泣いて
しまった、、



大西『えぇー！？みっちーどうしたん？？？？』


道枝『ひっく、、ひくっ、、』


大西『大丈夫や。絶対見つかるからな？？な？？』


道枝『いや、、そうじゃなくって、、』


大西『ん？どーしたん？？？』



その時僕の鞄から着信音が響いたと同時に大吾くん
が楽屋に戻ってきた


ガチャッ


西畑『ただいまーってどんな状況？？？』


大西『いや、、ちょっとな？？それより最初から
携帯鳴らせばよかった笑』


西畑『やろ笑帰ってくる途中で気づいてん。それより
道枝はどーしたん？？』

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