Flowers ３【SA】

ー１１０ー ページ22

《Aside》


リビングで

テレビを見てるだけなのに

まるで

ドラマのワンシーンみたいで



やっぱり

・・カッコいい///



叩いたキュウリに

塩昆布とごま油を

和えただけのおつまみ


そんなのも



‘すげぇ、美味ぇ！’



って感動してくれて

料理も作りがいがある


大げさに持ってきた

調理器具は

大げさでもなくて

大きなキッチンなのに

ホントに物がなかった

食器だけは

超豪華なブランド物が

並んでるけど・・




・

・

・



A「はい、お待たせ」


これまた豪華な

ダイニングテーブルに

料理を並べる



S「うっわ！ハンバーグ！超好き！ヤベェ！」


子供のように喜んでくれるしょーちゃんに

また新たな一面を見て

ドキドキする



A「お口に合うといいけど・・」

S「いや、もう匂いだけでヤバい！食べていい？」

A「じゃ、カンパイしようか？俺はお茶だけど」

S「俺だけ飲んでごめんね」

A「なに言ってんの。しょーちゃんのお祝いでしょ」

S「・・ありがとう」


っ///

そんな優しい目を

向けないで欲しい


気持ちが

抑えきれなくなる



A「・・お誕生日おめでとう」

S「ありがとう。いただきます」


俺の作った物が

しょーちゃんの口の中に

入っていく

それだけで

緊張する



S「・・うんめ！いや、マジで美味い！最高！」

A「ホント？」

S「うん！すげぇ美味い！」


かなり大きめな

ハンバーグを

豪快に

口をパンパンにしながら

すごい勢いで

食べていくしょーちゃん



S「あぁ、この豚汁も美味い・・」


婆ちゃん直伝の豚汁も

褒められて

すごく嬉しかった

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