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13話 ページ15

「そういや名前聞いてないな」
中「確かにな、俺は中原中也」
「私は時忸梓。太宰の相棒でしょ、頑張れ」

互いにハァ、と溜め息。
中「…?時忸って小説家か、あの小説好きだぞ」
「有り難う、マトモと喋ったのいつぶりだろうか」

遠い目をして再び溜め息。

お互い、頑張ろうなと言って解散した。

帰宅、ポストの中に夥しい(おびただ)量の手紙が。
批判だろう、と思いながら手紙を回収、中をみた。

『イツモ見テルヨ』


あ、これはストーカー宣言っすね、はい。

なんとかしよう、そう思い夥しい量の手紙を鞄の中に入れて綾辻探偵事務所に行った。
探偵ならまぁ何とかしてくれるだろう。





In探偵事務所


綾「それくらい自分で解けるだろう」
「探偵だろ私は小説があるから忙しいんだ」

大量のストーカーの手紙を見てひきつった顔をする綾辻。

「…綾辻先生、その方は?、まさか誘拐」
綾「そんなわけなかろう阿呆が」
女の人が来た。スーツ姿のお美しい女性。

「私は時忸梓。宜しく」
辻「時忸!?あ、あの小説家!?私好きなんです、あ、辻村深月です!」

手を握られブンブンする辻村ちゃん。あ、めっちゃ可愛い。

綾「にしても誰がこんな女を好く?」
「批判のほうが嬉しいのだが」
辻「うーん、名前も書いてないですしね、」

「たく、私は明日取材に行こうと思ったのだが」
綾「…行ってこい、取材に。私が解いてやろうではないか。」
辻「では私も」
綾「私一人でいく、来るな猿女」
辻「誰が猿ですか!」


そう微笑ましい光景とは裏腹、一瞬、



「(綾辻の目の光が無くなったような、真坂な…)」








気づいてはいけないこともある。

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送り犬 - ジイドとさんこいちと綾辻先生マジ癒し・・・更新頑張って下さい!ちょっとした話も楽しみにしています! (2016年11月28日 17時) (レス) id: 76d55a8e04 (このIDを非表示/違反報告)
朱雀(ただ単に馬鹿な奴) - この作品を読んで綾辻ファンになりました(≧∇≦)(あと九話で芥田ではなく芥川では?)更新頑張ってください( ^ω^ ) (2016年8月1日 19時) (レス) id: 166e27af34 (このIDを非表示/違反報告)
柊奏里(プロフ) - すみません、間違っていたら申し訳ないのですが、安吾の一人称は「私」ではなく「僕」ではなかったでしょうか? (2016年7月14日 22時) (レス) id: 1714fddac5 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒー豆 - ジイドさんと織田作可愛い癒しだ。更新頑張って下さい(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年7月14日 21時) (レス) id: ed7190f987 (このIDを非表示/違反報告)
トマトマン(プロフ) - 物凄く良い←俺得作品です!私、織田作も好きだし外伝組も、特に綾辻先生と深月ちゃんと京極さんが好きです←←((結局全員(笑) ちょっとした話の時の織田作とジイドの会話が面白かったです!!此れからも織田作をちょくちょく出して欲し(( 長文失礼しました(^^ゞ (2016年6月25日 0時) (レス) id: b576dbc997 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:熱発電 | 作成日時:2016年5月25日 3時

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