高嶺の花なんかじゃない【BTS】 (ページ41)

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私はホソクさんにダンスを教えてもらうことになった。

キスしなくても忘れられないようにしてあげる、なんて言ってたけど本気で真面目にダンスを教えてくれた。

ダンスはそれなりにやってきたけど、体の使い方、指先の動かし方、表情全てにおいてレクチャーしてもらった。結構、っていうかかなり、いやエグい位にスパルタで...

『オッパ...もう...む...り...体が...はぁ......っ』

「あみ、煽ってるの？そんな声出さないで」

そんな声ってなに？もう声も出せないくらい息上がって、足もガクガクして、立ち上がれないのに。
明日オフでよかった。絶対筋肉痛になる。

『オッ...パ...もう..立てない...』

「女の子なのに頑張らせすぎたかな？」

そう言って簡単に私をお姫様だっこしてくれる。

『な...ちょ...オッパ』

「じっとしてて。落ちるよ？」

練習室から出て車まで運ばれる。
ホソクさんも私と同じだけのメニューをこなしたはずなのに、私をお姫様だっこして運べるなんて。