消えたキセキはバスケやめてバレーやってるんだってさ (ページ38)

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36話ページ38

朝練の始まる時刻の10分ほど前にようやくボールを全て片付け終えた。

『ボール拾わせてしまってすいませんでした、ありがとうございます』

花巻「いいってことよー」

花巻さんのその一言で周りの人達もそうだそうだーて感じで声を飛ばす。

僕はもう一度謝罪と感謝を伝えた

及川「そういえば、茉白ちゃん昨日大丈夫だったの？？」

『昨日ですか、？』

国見がどういうふうに休むことを伝えたのかが分からなかった僕はどう答えるべきか一瞬戸惑った

そこを及川さんは見逃さない

及川「やっぱ体調不良は嘘だね、茉白ちゃんさバスケ、みにいったんでしょ？」

全て見透かした上での問い掛けだったのか

『すいません、インハイ前で大事な時期だというのに』

及川「あーっごめんごめん！そういう事じゃなくてね？いや、まあそこもそうなんだけど！」

どういうこと？
僕が部活サボってバスケの試合を優先したことを怒ってるわけじゃないの？？

及川「茉白ちゃん、俺たちさ茉白ちゃんがバスケまだちゃんと好きなの知ってるよ」

僕がわからんという顔をしてると国見が

国見「だってお前、いつもバスケ部の方観てるとき悲しそうだもん。」

及川「うんうんっ！茉白ちゃんがまだ決着つけれてないのは分かってるからさ！俺たちにだって時間は無いから待つのにも限界はあるけどさ、待つよ？」

"信じてるから"

この人達は何を言ってるの？
花巻さん達も頷いてるけどそれじゃダメじゃないか。だって先輩達はもう今年で引退してしまう。
僕を待ってたらいつまでも、おわらない

及川「だから、バスケの方いくのも構わないっ！だけどもちゃんと言って。バスケ行くって。それでちゃんとココに戻ってきて。それで俺たちを連れてく標になって」

松川「茉白にならできるだろ？頼むね」

昨日、青峰の元に行ったこと、後悔はしてない。久しぶりにバスケを観れた、あいつらとまた笑顔でバスケしたいと思えた

だけども先輩達にいつまでも甘えてられない時間は迫ってる
いまはこちらに集中するべきだ

『すいませんでした、アッチは早いうちにケリつけるつもりです、、。いまはバレーに集中するべきでした。切り替えます！』

及川「伝わってない気がするけど、まあいっか！」

岩泉「よくねぇだろ、、。茉白はいいんだな？」

『はい。』

じゃあやるべ。
そう言った岩泉さんの一言で朝練は開始した

及川さん？もちろん騒いでたよ、

及川「岩ちゃん？！部長俺ね？！？！」