消えたキセキはバスケやめてバレーやってるんだってさ (ページ35)

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33話ページ35

桐皇の控室を後にして僕は一般席へと入った。

案の定周りはザワザワとし始めたけど少し反省モードに入った僕には気にもならなかった

びーっっ
試合の始まりを告げるブザーが鳴った。こうやってバスケを第三者目線で観るのは初めてのことだ、僕はバスケ始めた頃から1度だってコート外からの試合というのはなかったものだから

青峰が周りの奴らをどんどん抜いてあっという間にシュートを放つ。

その繰り返し、たまに今吉さんとかいう人やあのうるさい人、お父さんみたいな人、謎のきのこ君が決めるくらいでほとんどは青峰の3割くらいしか出してないであろう力で捩じ伏せていた。

最終クォーター、このクォーターも恐らく一方的

ﾊﾞｽｯ

また決めた。コレでスコアが120対8
なんとも凄い差だこと、、このうちの100点以上は青峰が関わっていると考えると少し悲しくなる

結局あいつに勝てるやつなんて居ないじゃんか、黒子急いでね、ホントに手遅れになる前に、僕も青峰も。

びーっっ
試合が終わった、でも確かに昔みたいに笑って試合をする青峰はどこにも居なかった。そんなことにも気づけなかったなんて僕はほんと、周り見れてなかったんだなあ笑笑

その後の試合も全て一方的に進み、桐皇学園は来週に行われるという都予選へと駒を進めた

先程秀徳も勝ち上がったというのを耳に聞いた。

キセキもインハイの舞台で全員集まればいいんだけど、、
まあ厳しいか。東京でインハイに行けるのは2校。悲しいことにも東京にはキセキが3校にわかれてるんだもの

青峰「A」

いつの間にかこちらに来ていた青峰に名前を呼ばれた

『あ、お疲れ。どうだった』

青峰「、、どうも何もねぇよ。おもしろくねぇ」

だろうね、もう青峰が居る桐皇って時点で相手は怖気付いて端から諦めてたし、あれは誰がやっても楽しくない試合

『だろうね笑僕も観ててつまんなかった。』

都予選は楽しめるといいね。そう一言付け加える

都予選はまあ、緑間いるし少しはたのしくなるんじゃないかな、、。

青峰「でも俺あんまし緑間と反り合わねぇからな」

あ、そういえばそうだった、、こいつら絵に書いたように真逆なんだったわ。プレイスタイルも性格も全てが真逆だ、それは無理があったわ

『、、、インハイで黄瀬と楽しんで』

青峰「あいつが楽しませてくれれば、の話だけどな」

ああ、あの駄犬は飼い主を噛めないからな、、ははっ笑