消えたキセキはバスケやめてバレーやってるんだってさ (ページ4)

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3話ページ4

朝練の時間はあっという間に過ぎていった。

及川「はーい、皆集合してー！」

集合を掛けられたので僕はそこに向かったが、向かったのは僕だけだった。

及川「ちょっと！皆集合してって言ってるじゃんよー！来てくれたの茉白ちゃんだけだよ？！」

もうほんと茉白ちゃん好きっ！とか言いながら抱きついてくる及川さんを軽く躱したところで他の方々もこちらに集まってくるのが見えた。

岩泉「茉白、こいつの言うこと聞かなくても全然良いんだぜ？？」

松川「そーそー、及川なんだから」

花巻「そゆことだ。だって及川だもんな。」

及川さんは少し可哀想に見える扱いを受けているがそれはまるでいつしかの青峰と赤司のやりとりのように見えて懐かしくなった。あいつらは今頃何をしてるだろうか。

赤司は相変わらず自分絶対、従えなきゃオヤでもコロコロとか言っているのだろうか。あいつはあの紫原とぶつかった日から変わった。まあ、その前から焦ってるぽいってか思い詰めてる感じはしてたけどね。なんていうの？皇帝みたい？になった、今も皇帝なんかなー？？

青峰はサボってるんだろうな笑あいつは途中から敵がいなくなっちまったからな、楽しくなきゃ練習したって辛いだけだもんな。まあマイちゃんを吊るせば釣れると思うけど。

なんて懐かしさに勝手に更けていたらいまは部活中てことを忘れていた。

国見「茉白？生きてる？」

国見に目の前で手を振られてから気づいたよ

『あー、ごめん。生きてる』

国見「そ、なら良かった。及川さんがなんか言ってるよ」

なんかとは何だ。国見もまともには及川さんの話を聞いていなかったのだろう。

『すんません、及川さんもう1回言ってもらっていいですか』

及川「え、茉白ちゃん聞いてなかったの？！」

『はい。ぼーっとしてました。』

及川「茉白ちゃんだけは真面目に聞いてくれてると思ったのにーーー！！」

岩泉「及川うるせぇ！茉白だって少しぼーっとしてただけだろーが。もっかい説明してやりゃいいだろうがよ！」

及川「岩ちゃんに言われなくても説明するよっ！」

岩泉「じゃあ早くしろや！」

わーぎゃーわーぎゃーうるさい先輩方を傍目に僕に花巻さんと矢巾さんが説明してくれた。

矢巾「あー、なんか及川さんたち始めちゃったから俺が説明するね、」

花巻「俺もー」

ありがとうございます。花巻さん、矢巾さん

矢巾「なんか烏野と放課後練習試合するみたいでね」

花巻「そそ。そんで、案内とか準備の説明してただけだ」