消えたキセキはバスケやめてバレーやってるんだってさ (ページ27)

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25話ページ27

戻ってきた青峰と麺をすすりながら色々話した。

どうしてバスケを辞めたのか、どうして東北なのか、どうして何も言わなかったのか。

まあ話したって言っても僕が質問攻めされてただけなんだけどね笑

『そういうことだからさ、ごめんね。』
最後にそう付け加えてやっと青峰からの質問は終わった。

青峰「バスケが嫌いな訳ではないのか」

それは愚問だねー、僕はなんだかんだ言ってもバスケは嫌いにはなれないよ、唯一僕が認めて貰えたものだからさ

『うん嫌いじゃないよ。ただ楽しくなくなっちゃったから離れたくなった。それに加えて他に魅力的なものを見つけただけ』

他に？と首を唸らしてるけど、探せばいくらでも魅力を感じるものはあるはず。けど1ミリもないというこの青峰はやっぱりただのバスケバカで、昔から根本は変わってない。あんしんあんしん！

『学校での練習は参加してんの？』

青峰「してねぇよ。しなくても勝てるからな。するだけ無駄だ」

まあ確かに。

『でも、あと少しで練習したくなる瞬間が来るよ。』

青峰「あ？どういうことだよ」

『そのまんまだよ。まあ楽しみにしてれば？』

僕には出来ないけども相棒としてずっと隣にいた黒子にならできる、青峰を引き上げてあげることが。

僕が青峰と今でもバスケができるのは奇跡じゃないかな、これも僕の才能とやはらのおかげだね！こればかりは感謝かな。

青峰「俺は別にお前とバスケができりゃそれでいいんだけど」

『すぐに分かる日がくるから、ね』

そろそろ寝よ？青峰に声をかけ電気を消してもらった。

青峰「もし、わかったとしても」

『変わらないよ、すぐには来れないけどね笑僕が青峰の相手してあげるよ』

そういうと心做しか嬉しそうな表情をして、そのすぐ直後に寝息が聞こえてきた

こいつ寝付き良すぎない？！
秒だったけど( '-' )( '-' )

驚きが収まらないうちに僕も眠気を感じてゆっくりと瞼を落としていった