消えたキセキはバスケやめてバレーやってるんだってさ (ページ3)

今日:3 hit、昨日:58 hit、合計:76,627 hit

2話ページ3

「おはようございまーす。」
そういって僕は部室に居た先輩達に挨拶をした。

おはよー、という先輩達の適当な返事を聞きながら僕は荷物を置いて着替え、体育館に入った。

花巻「お、茉白じゃん。おはよ。」

体育館に入るとレギュラーの先輩たちが既におり、僕に気づいて1番に声をかけてきたのが同じポジションの花巻さんだった。

『おはようございます、花巻さん。』

僕も挨拶をする。ここでいつもなら終わりなんだけどなぜだか今日は違うようだ。
僕の目をじーっと見つめたまま離さない。

『どうかしたんですか？僕に穴空いちゃうんで見つめないでください。』

花巻「あー、ごめんごめん。ついな」

つい、とはなんだろう。なにか付いていたのだろうか？？

及川「茉白ちゃーーん！おはよ！！！」

そんな花巻さんと僕の今のおかれた謎の状況をぶち破ってきたのは何故なのか自分にも分からないけど憧れてしまった残念な先輩だった。

『及川さん、おはようございます。旦那様はどうしたんですか？』

僕が冗談半分、本気半分で聞いてみると

及川「あ、岩ちゃん？？？岩ちゃんなら溝口くんのとこにいると思うよっ！！」

花巻「旦那様って部分には触れねぇのな」

花巻さん、それは僕も同感ですよ。ところで花巻さんのダーリン様はどこに居るんですか。

僕のその視線に気づいたのか花巻さんは

花巻「松ならあっちでネット張ってるよ。」

そういって松川さんのいる方を指さした。この人たちは何故ホ〇紛いなことを言われても気にしないのだろうか、、。花巻さんに関しては言ってもないのだけれど。

そんなこと考えても不毛だな。と思ったところで眠たげな国見とそんな国見を引きずる金田一。そして溝口コーチを連れた岩泉さんが戻ってきたので朝練が開始した。