消えたキセキはバスケやめてバレーやってるんだってさ (ページ20)

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18話ページ20

両者の挨拶を済ませ僕は烏野さんの送り出しをしている。

ところでどうして及川さんが目の前にいるのでしょうか。
しかもどうやら主将さんに喧嘩を売ってるようにも見えます。この人はどうしてこうも相手を掻き回したがるのだ。

『及川さん、そろそろ戻りましょう。岩泉さんからまた飛んできますよ？今日は何が飛びますかね。』

僕が声をかけるとやばいとか岩ちゃんが怒る前にとか色々言いながらこちらにかけてきた。

『うちの主将が失礼しました。次に会う時はお互い予選のコートの上です、皆さんがベストメンバーでまた面白いモノを見せてくれるのを楽しみにしてます。今日はありがとうございました』

僕は敢えて少し挑発気味に言葉をかけた

澤村「ああ、次はそちらもベストメンバーで来てくれることを楽しみにしてますね。あ、茉白くん、バレーはバスケのようにはいかないからね？？？？じゃあ、今日はありがとうございました、失礼します」(ニコ

烏野の主将さんはなんだか、穏和そうに見えて実は一番そうでも無いのかもしれない、、、
しかもバスケのようにはいかないって、、そんなこと僕が何より分かってるし。

『及川さん、僕あの主将さん苦手です。』

及川「うん、同感だね。ありゃ怒らせたらまずいタイプだね。まあ、茉白ちゃんのことをそこまで注視してないのならこちらにとっても好都合だ。」

決して烏野が弱いというわけでも下に見てる訳じゃないけども、僕のことを舐めてかかるのなら分からしてあげるよ。とことん真っ黒に染めてあげようじゃん、、その烏よりももっと深く永久に続く闇夜のように、ね。

僕はこう見えて負けず嫌いだからね。
周りにあんだけの負けず嫌いなバカども(主に青峰や黄瀬)が居たんだもん、そりゃ僕だって負けず嫌いにもなるでしょ笑

及川「飛雄に多少の変化があったのも気になるとこだけれども烏野高校ね、面白くなりそうじゃん？？？」

なんかひとり楽しそうにニヤニヤし始めた及川さんの後ろにボールを片手に佇む鬼が見えたので僕はスっと及川さんの傍を離れ静かに体育館に戻った。

岩泉さん、その顔は怖すぎます。
ぶっちゃけ虹村先輩と同じくらい怖い、、いやあの人よりはマシ？なのかもしれない。
あの人まじ怖いもん。ああ、思い出しただけで吐きそう(((