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N『間に合って良かった〜!向こう行って落ち着いたら連絡するんだよ?僕はAちゃんのお兄ちゃんだからね?』


「うん」


N『Aちゃん、改めてちゃんと言いたかったんだ。ありがとう。
顔見て言いたかったんだけど、見送り行けなくてごめんね?』


「ううん、こちらこそ……ありがとう」


ヤバイ、泣きそう。



N『はは……僕が泣きそうだ。韓国に帰って来た時は必ず会おうね?』


「うん……」


N『約束だよ?すぐだよ?すぐにまた会おうね?』


「うんっ、あっ」


泣きそうだったから少し俯いて歩いていていたら、前をよく見ていなくて人にぶつかってしまった。



N『Aちゃん?どうしたの?大丈夫?』


「うん、大丈夫。すみませ…ん…………え?」


N『大丈夫?ならいいけど……怪我しなかった?あ、僕が電話してるからだね。じゃあ切るね?向こう着いたら……』



エン君の声が遠くに聞こえて、次第に消えていく。


それどころか、アナウンスも、周りの人々の声も、靴音も、全て。




一瞬で肺を満たす嗅ぎ慣れた香水。



見上げたら心臓が止まった。




「おに…ぃ………」


彼だけが動いていて、彼だけが色を持って目の前に立っていて、彼だけが音を生み出して、



LE「受け取って欲しい物がある」



大好きな声で
大好きな仕草で
大好きな眼差しで私を見下ろして、

そして大好きな、
ポケットから出した温かい手で私の手に触れた。




「……ど……して……」


LE「愛してるから」


「っ……どうして……」


それ以上の言葉の代わりに溢れ出す涙。



LE「泣くな。Aの涙に弱いの、知ってるだろ?」


指が、掌が、いつもみたいに優しく頬を撫でて、包み込んでくれる。




もう二度と、こうして触れてもらえる日は来ないと思ってた。

それがこんなに、息も出来ない程幸せだと思った事なんて無い。





頭は相変わらず混乱してるのに、全てがこの感情に飲み込まれて……


「あい…してるの……」


途切れ途切れの想いを、それでも拾ってくれた彼は、


LE「知ってる」


クールに、いつもみたいに優しい眼差しでそっと微笑んだ。




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けぃたん(プロフ) - 続き読みたいです (2020年12月16日 8時) (レス) id: f3a839ab97 (このIDを非表示/違反報告)
みんはは(プロフ) - お忙しいことでしょうが更新を楽しみにしております(^^) (2018年10月30日 17時) (レス) id: 2600b841f9 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - みんははさん» さらんさんがんばります(*´▽`*) (2018年9月14日 0時) (レス) id: a36c8f7d95 (このIDを非表示/違反報告)
みんはは(プロフ) - 更新ありがとうございます。主人公ちゃんついに決心しましたね(^^)主人公ちゃんもレオくんもサランさんも←がんばって! (2018年9月13日 23時) (レス) id: 2600b841f9 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆさん、まぁまぁ落ち着いて(ノ^∇^)ノ取り敢えずLEOさんの体でも眺めてもう少しお待ちを 笑 (2018年9月7日 0時) (レス) id: a36c8f7d95 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サラン | 作成日時:2018年6月6日 22時

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