僕の彼女シリーズ 6

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ジッと、眠る彼女を見つめてそんな事を考えていたら、廊下の方から女子の声が聞こえて、こちらに近付いてきた。


そして、


ガラッ


生徒1『先生？あれ？いないのかなぁ？』


生徒2『いない〜？』


入ってきたと思ったら、少し大きめの声のトーンで話し出す。

カーテンを引いていたから、彼女達からは僕らが見えていないんだろうけど、寝てる人がいるって分かる筈だ。



Aが起きちゃうだろ。


早く出て行ってくれる事を祈ろうとしたけど、


生徒1『すぐ戻ってくるでしょ？待ってる？』


生徒2『そーしよそーしよ。ヒマだし』


残念な事に居座る事にしてしまったらしい。


思わず溜め息をついてAを見ると、また眉間に皺が。


シャッ……


『ごめん。静かにしてくれる？』


気付けばカーテンを開けて彼女達に向かってそう言っていた。



生徒1『あ、……ごめんなさい』


女子が二人いて、僕に驚いて肩をすくめて、それから声のトーンをやっと抑えてくれた。



ホッとしたけど、


生徒1『……あの……』


今度はその抑えた声で背後から話しかけられた。


生徒1『チョン・テグン先輩……ですよね？
何されてるんですか？』


『……付き添いだけど……』


何故そんな事を聞かれるのか……。


取り敢えず答えながらチラ見するけど、見たこと無い女子だ。


たぶん下の学年。

そしてスカートがやたら短い。



生徒2『今日は彼女さんと一緒じゃないんですか〜？』


『………』


……なんか、めんどくさい。


それに、帰らないならせめて黙っていて欲しいのに……。



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