第43Q 例えそれが ページ45
side赤司
「赤司君、私ね……」
「お前と話すことはない」
「赤司君のことが好きなの！」
真剣な顔をして、美空が叫ぶ。
いきなり話があると言われたから来てみれば。
……僕にはAがいるのに。
どうしてこんなことをする。
そんなことをされても、
僕は好きなのはAだけなのだ。
「悪いが気持ちには答えられない」
「分かってる、だけど……私頑張るから」
いや、諦めてくれ。
僕がA意外の女性になびくとか、
考えられないんだ。
そう言いたかったが、
泣かれでもしたら厄介だ。
だが遠回しに断っても、伝わらない。
「私、好きな人の為なら何でもするよ……？」
意味ありげに言った美空が、
唇の端を歪める。
「……例えそれが、赤司君の大切な人を傷つけるとしてもね」
「なっ……?!」
ほんの一瞬の出来事だった。
美空の言葉に一瞬、
怯んだだけだったはずなのに。
･
･
僕は、美空とキスしていた。
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あすか(プロフ) - この小説とっても好きです！ ここで終わるなんて... 続編でたら絶対読みます！ ずっと楽しみにして待ってます！ (2017年1月30日 13時) (
レス) id: 6f6d4817c4 (このIDを非表示/違反報告)
おこのみん - 面白かったです!!!ここで終わらないで欲しいです個人的に! (2017年1月4日 8時) (レス) id: bde98414ec (このIDを非表示/違反報告)
鈴華 - とっても面白いかったです！ 続編楽しみにしています♪ (2015年12月16日 1時) (レス) id: 2b4eceaae5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - すごくいい小説ですね！夢中で読んでしまいました！続き、楽しみにしてます！ (2015年6月28日 10時) (レス) id: d2e0a63788 (このIDを非表示/違反報告)
星ら(プロフ) - シリアスやっぱり(｀･ω･´) ｂ ﾋﾞｼｯ良かったら、ライン友だちになりませんか？ (2015年5月10日 8時) (レス) id: 75db0eb91a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍空 | 作成日時：2013年3月17日 14時
