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「可愛い顔して怖いね。最近の女の子は肉食系が多いっていうのは間違ってないのかもね〜」
「そのまま襲われても良かったんじゃないの？」
「いやーあまりにもがっつき過ぎて萎えちゃって。あれじゃ勃たないわ」
「あっそう」
知りたくもない事情を聞かされて悲しくなる。襲ってもないのに、その気にもならないわたしの存在はなんなんだろう。
「なあ口直しさせて」
「は、」
言っている意味が分からなくて聞き返せば、目の前には彼の顔が。
「ほそ、」
わたしの言葉を遮るように口が塞がれる。間抜けにも口を開いていたから、簡単に舌が侵入するのを許してしまって。すぐに絡め取られて口内をおかされる。
空いてる手でホソクの腕を掴んだり、胸板を押したりするのにびくともしなくて。その間に腰を引き寄せられて、頭も掴まれて固定される。
強引なのにどこか優しい舌遣いに甘く痺れて、だんだん力が抜けてくる。抵抗していたはずの手はいつの間にかホソクのシャツを握りしめていて。息苦しさと気持ち良さが混ざり合ってくらくらした。
「ん、……、ふっ……」
「っ……ん、」
漸く離れたホソクの顔を見たらその色気にあてられて目眩がした。
「あーやっぱ、お前が居てくれると助かるわ」
満足したのかなんなのか分からないけど、ホソクはすっきりしたようで。そのままわたしを抱きしめて頭に顎を乗せてくる。
どきどきし過ぎて吐きそうだと思った。吐かないけど。
初めてじゃないホソクとのキスはやっぱり気持ちよくて。もう一度して欲しいなんて馬鹿みたいなことを思ってしまう。
さっきまでホソクに翻弄されて気付かなかったけれど、抱きしめられたホソクからは甘ったるい匂いがして。それはホソクのいつもの匂いでも、タバコの匂いでもなくて。
ああ匂いが移るほど密着してたのね。襲われそうになったって言ってたから当たり前か。そんなことを考えて、またもやもやする。
今度はわたしの匂いが移ればいいのにって思うけど。きっと今のわたしはタバコの匂いしかしないんだろうな。
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藍(プロフ) - むーたんさん» 良かったです！わたしは敬語は外せませんが、どうぞお好きなようにコメントして下さい。 (2018年10月28日 22時) (
レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
むーたん - わあああ！嬉しいです！タメで話してもいいですか？ (2018年10月28日 12時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - むーたんさん» ありがとうございます、嬉しいです。むーたんさまのような素敵なコメントが励みになっていますので、有り難く頂戴します。お返事遅くなってしまうこともあるかとは思いますが、これからもよろしくお願いしますね！ (2018年10月27日 15時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
むーたん - はい！テテグクよりです！わー！嬉しいです！更新頑張ってください！あと、これからもたくさんコメントさせてもらってもいいですか？迷惑じゃないですかね？ (2018年10月26日 22時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - むーたんさん» わー！こちらまでコメントありがとうございます！テテペンさんでしたか。今回テテのお話更新しておりますので、お楽しみくださいませ！姪っ子ちゃんも続き書きたいと思っているので、頑張ります (2018年10月25日 20時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2018年8月23日 20時
