礼儀を志すべし ページ7
Shiroyanagi.side
ミシミシとなる襖を開け、学園長のいる部屋に入ると、ピシリとした緊張感が漂う。
「わしに何の用じゃ」
「父の紹介で入学するべく参りました」
懐から父の紹介状を出して学園長に渡す。
「おお!なんとな白柳からの紹介であったか」
「あいつはおっちょこちょいで、いつもお前のことをはなしておったぞ」
楽しそうに父との思い出を語る学園長。
その姿は無邪気な子供のようでなぜか親近感がわいた。
「父を知っているのですか?」
「ああ、優秀な忍者じゃよ」
そう言って遠くを見つめる学園長はもう戻らない過去を懐かしんでいるようでとても悲しそうだった。
「そうじゃった。Aは忍術学園に転入するために来たんじゃった」
「Aにはこの学園のくノ一教室に通ってもらう。皆良い子じゃからすぐに馴染めると思うぞ」
「分かりました。これからは一人前のくノ一になる為に頑張っていきたいと思います」
齢14ながら強い意志のこもった瞳に学園長は圧巻される。そして確信した。
こいつは父と同じ優秀なくノ一になるだろう、と。
いや、それ以上かもしれんな。
と心の中で呟いた。
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Saori2001(プロフ) - 続きが読みたいです! (2021年11月22日 5時) (レス) @page8 id: 76238201f7 (このIDを非表示/違反報告)
みず。(プロフ) - なつりんさん» お気に入り登録ありがとうございます!分かりました。直しますね! (2018年8月15日 23時) (レス) id: 0054e19e32 (このIDを非表示/違反報告)
なつりん(プロフ) - お気に入り登録と評価をさせていただきました。読んでいる時に、誰が喋っているのか分からない時があるので、誰が喋っているのかを分かりやすくしたらいいと思います。更新頑張ってください! (2018年8月15日 16時) (レス) id: 2d87649550 (このIDを非表示/違反報告)
季里(プロフ) - みず。さん» ありがとうございます (2018年8月10日 7時) (レス) id: b984e08707 (このIDを非表示/違反報告)
みず。(プロフ) - 季里さん» お気に入りありがとうございます!応援してくださる方がいらっしゃって非常に嬉しいです。オチに関してはまだ決めてはおりませんが変装得意なあの方も是非候補に入れたいと思います! (2018年8月10日 0時) (レス) id: 241df87a43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みず。 x他1人 | 作成日時:2018年8月9日 3時