モテモテな妹と、ドライな姉！！【歌い手】

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96「なに遠慮してんのよー。Aも一緒に話そ！」


天「そうそう。そんなんで俺達と話すの諦めんのか？悲しいぜー。俺ら親友だろ！」


少し笑いながら2人は言う。


…なんだよ。


大好きになっちゃうじゃん…


本当に、良い友達をもった。



私は笑って、会話の中に入っていった。


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そらるside

俺が声を掛けたら、返事が来たこと。


天月と黒崎が近くにいると、安心して楽しそうにしてること。


笑った顔が、めちゃくちゃ可愛かったこと。




ここまで長く一緒にいて、初めてあんな表情を見た。



俺は、前まで性格がドライなAが少し苦手だった。


中学のとき、俺がAに好かれてることを知っていたから、苦手なAに近付いてほしくなくて避けていた。


でも素のAは、桜と似てて可愛い。


桜より、可愛いかも。


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桜side

そらるがAに話し掛けているところが見えて、私はどきっとした。


今まで、Aを避けていたそらるが一体何故…？


しかも、Aはそらるに返事してるし。


私が見ていない間に、2人に何かあったのか？


それは、本人に聞かないと分からないか。


今日の昼休みにでも、聞こ。



最近、イケメンが全然振り向いてくれない。


志麻って奴とセンラって奴はすぐ堕とせそうだけど。



本当は天月空も堕とす予定だったんだけど、黒崎が邪魔で出来なかったんだよ。


これ以上、私の逆ハー生活を邪魔させる訳にはいかない。







そらるをAには渡さない、絶対に。

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