もっと強くなれたなら ページ26
私がここに来て三度目の朝が来た
私はいつまでここにいるんだろう
ガチャッ________________
その時、部屋のドアが開いた
「お前、いい加減にしろよ」
入って来たのはミンギュだった
ミンギュの顔を三日ぶりに見た
「なんで、飯食べないんだよ」
私は三日間、ご飯を食べないままだった
もうそんな気力私にはない
ミンギュの顔を見るのも今は辛い
私は上げた顔をまた膝に伏せる
「今更俺の気を引いたって遅いんだよ」
ミンギュは私の隣に座った。
「あれから、いろいろ考えたよ…」
そうミンギュは話した、前よりも優しい声だった
「俺が守りたいと思った女は
俺が守れなかったものを奪った奴の女だった。
こんな皮肉ってあるんだな」
その言葉に胸が痛くなる
「なあ、俺と出会ったのはわざとだった？
俺のことを最初から知ってて近づいたのか…?」
違うよ、ミンギュ
「俺のことを知っていて、こんなにもお前を好きにさせたのなら、……お前はひどい女だ」
それは、ミンギュ自身の意思だったって
私は思いたいよ
「何も信じてもらえないかもしれないけど
ミンギュと偶然出会ったことにも、ミンギュといた時間にも、ミンギュにかけた言葉にも
偽りなんてなかったよ…」
そう、私は言ってみるけれど
「それでも俺はジョンハンが許せない…」
ジョンハンは、ミンギュにとって許されないことをしたんだ
ボノニにとっても、ウォヌさんにとっても
なのに私は、ジョンハンを守りたいと思ってしまう
ミンギュにも、人を傷つけてなんて欲しくない
「私、ミンギュのその綺麗な瞳と
その綺麗な手が大好きだった…」
もう、元には戻れないのかもしれない
私にはどうすることも
何も止めることはできない
「俺は、お前を利用するよ」
ミンギュは苦しそうに私に言った
「今日の夕方、ジョンハンを潰す。
そのために、お前はジョンハンを誘き出してもらう」
今日、ジョンハンを潰す？
「だから、ちゃんと食べて備えとけよ」
そう部屋から出て行こうとしたミンギュに
「ごめんね、ミンギュ」
やっぱり私には、謝ることしかできない
「私が弱いから、ミンギュのこと守ってあげられなかった…
ごめんね…」
もっと強くなれたなら
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あむ(プロフ) - こちらとても気になっているのですが1はどこから読めますでしょうか？（ ｉ _ ｉ ） (2018年3月22日 4時) (
レス) id: c84a083db0 (このIDを非表示/違反報告)
RaTe(プロフ) - senaさん» 楽しみにしてます！ミンギュもジスもジョンハンもバットエンドバージョンもどれも見たい（ ; ; ） (2018年3月15日 19時) (レス) id: 8c385fdccf (このIDを非表示/違反報告)
sena - RaTeさん» 一番気に入っていただいてありがとうございます！もうすぐクライマックスなので楽しみに待っていてください^_^ (2018年3月15日 10時) (レス) id: 5515188491 (このIDを非表示/違反報告)
sena - 陽花さん» 夢中になっていただいてありがとうございます^_^がんばります^_^ (2018年3月15日 10時) (レス) id: 5515188491 (このIDを非表示/違反報告)
sena - exo0121さん» 一番好きといっていただいて嬉しいです^_^私もハニと両想いになってほしいと思ってます！！ (2018年3月15日 10時) (レス) id: 5515188491 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sena | 作成日時：2018年3月12日 18時
