ミンギュの気持ち ページ17
「ありがとう。手伝ってくれて」
「いえ・・・」
料理をするウォヌさんを手伝う。
今日は、スパゲティでとても美味しそう。
あれから、ミンギュとは口を聞いてもらえなくて
彼はずっと部屋に閉じこもっている。
「子供でしょ、ミンギュ」
そうウォヌさんは、優しく言った。
「え?」
「俺だったらあんな風に拗ねて彼女の気を引くより
彼女が決めた残り少ない時間を無駄にしないで一緒に過ごすけど」
ミンギュ、私の気を引いてるのかな?
「結局は、自分勝手でわがままなミンギュが全部悪いんだよ。
ごめんね、Aさん巻き込んじゃって」
なぜか、ウォヌさんが謝った。
ウォヌさんが謝ることないのに。
「俺ら、決めてたんだよ。アイツらに復讐するって決めた日から
大切なものは作らないようにしようって」
「そうなんですか…」
「大切なものを作ったら、アイツらに狙われるかもしれない。それを俺らは身をもって知っていたから。もちろん、ミンギュも…」
ウォヌさんは私に優しく語りかける
「それでも、あんな大勢の前で自分の彼女だって言った、ミンギュの気持ち、Aさんにも分かるよね?」
ミンギュの気持ち……
「いつか奪われるかもしれないと思っても、君が欲しくてたまらなかったんだ、ミンギュは。
もちろん何があっても守るって決めた覚悟の上で」
ミンギュ…
「それくらいミンギュ、君のことが好きなんだよ。
だから、俺としてはミンギュの思い無駄にしてほしくない…
できることならミンギュのそばにいて欲しい。俺らが傷つくからなんて考えなくていいから」
ウォヌさんは、丁寧に私に伝えてくれた。
ウォヌさんにとってミンギュは、大切なものの一つなんだ。
「よし、ご飯できた」
「あ、私、ミンギュ呼んできますね」
私は、ミンギュの部屋に行ってノックをしたけど
返事がなかったから勝手に入った。
「ミンギュ、ご飯だよー」
「勝手に入ってくんな」
ミンギュは枕で顔を隠して、ベッドに横になっている。
「ご飯できたよ」
「いらない」
そうふてくされたようにミンギュは言った。
子供みたいで可愛い
「ご飯食べないと、傷が早く治んないよ」
「治んなくていい。Aがいなくなるなら」
その言葉が胸に痛く響いた
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あむ(プロフ) - こちらとても気になっているのですが1はどこから読めますでしょうか?( i _ i ) (2018年3月22日 4時) (レス) id: c84a083db0 (このIDを非表示/違反報告)
RaTe(プロフ) - senaさん» 楽しみにしてます!ミンギュもジスもジョンハンもバットエンドバージョンもどれも見たい( ; ; ) (2018年3月15日 19時) (レス) id: 8c385fdccf (このIDを非表示/違反報告)
sena - RaTeさん» 一番気に入っていただいてありがとうございます!もうすぐクライマックスなので楽しみに待っていてください^_^ (2018年3月15日 10時) (レス) id: 5515188491 (このIDを非表示/違反報告)
sena - 陽花さん» 夢中になっていただいてありがとうございます^_^がんばります^_^ (2018年3月15日 10時) (レス) id: 5515188491 (このIDを非表示/違反報告)
sena - exo0121さん» 一番好きといっていただいて嬉しいです^_^私もハニと両想いになってほしいと思ってます!! (2018年3月15日 10時) (レス) id: 5515188491 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sena | 作成日時:2018年3月12日 18時