136.寝顔 ページ36
食材を買い終え、家に帰ると
不思議なくらいに家の中が鎮まりかえっていた。
何かあったのかと焦った私は急いで居間へと向かう。
「…杏寿郎さん!?千寿郎くん!?」
勢いよく襖を開けると、
そこには座布団に横になって
並んで眠る二人の姿があった。
疲れて眠っちゃったんだ。
私は持っていた食材を机の上に置き、
眠っている杏寿郎さんの額を撫でる。
寝顔は普段とは違い、幼い顔をするのだなあ。
二人して同じ顔をして寝ているものだから、
愛おしい気持ちになり、ついつい顔が綻ぶ。
「…本当、そっくり。」
小さい声で呟いたつもりだったが、
杏寿郎さんは私の声を聞いた瞬間、
ぱちっと目を開いた。
「…わっ!起こしてしまいましたか。」
「いや!いつのまにか日が暮れていたのだな!
よもやよもやだ!」
「夕餉の準備、
今からするのでもう少し休んでいてください。」
私は台所へ向かおうと立ち上がり、
歩みを進めると、
突然、後ろから杏寿郎さんに抱きしめられる。
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狐姫(プロフ) - 朱乃さん» はじめまして。コメントありがとうございます!煉獄さん本当に素敵な人ですよね〜!ドキドキさせられているのであれば光栄です!今後も皆様が入り込みやすいようなストーリー作りに努めますので、ぜひお楽しみくださいね! (2021年10月22日 20時) (レス) @page47 id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
朱乃 - 初めまして。私も煉獄さんが大好きで、妄想恋愛をするくらいなので、(きゃー恥ずかしい)こんなことが本当にあったらいいなーと毎回ドキドキしながら読んでます!続き楽しみです! (2021年10月22日 19時) (レス) @page46 id: 6c032548ee (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - さこさん» はじめまして。コメントありがとうございます。煉獄さん、素敵ですよね!キュンキュンしていただけて嬉しいです〜!最後までぜひお付き合いください! (2021年10月20日 21時) (レス) @page41 id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
さこ(プロフ) - 初めまして。私は煉獄さんが大好きなので、キュンキュンしながら読ませてもらってます(^^)続きがすごく楽しみにしてます(^^) (2021年10月20日 21時) (レス) @page41 id: 8c0425346a (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - 衣世さん» はじめまして!コメントありがとうございます。もどかしいですね…書いている私も胸を締め付けられています…笑 皆様が流れで読みやすいよう、更新頑張っております!引き続き、お楽しみください。 (2021年10月17日 11時) (レス) id: d8f3f4bc3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狐姫 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/kohime_yume
作成日時:2021年10月16日 14時