【外見至上主義】淳助の隣 (ページ7)

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ろくっ！ページ7

先生にバレないよーに…こそーっと…

「三神なにしてるんだ？HR始まるから教室に戻りなさい」

うっわ、一瞬で生徒指導の先生に見つかってしまった…やばい…

『え、えーっと…私、用事ができたので…失礼しまーす！！！！』

「！？お、おい！！」

私は後ろを振り向かず全力疾走で廊下を走り、正門まで突っ走った

『はぁ…はぁ…』

「なんでそんなに疲れてんだ？」

淳助は正門でケラケラ笑いながら私を見てくる

ひ、人の苦労も知らないで…！

『って、はやくバイク乗せて！！先生に捕まったらめんどくさいの！』

「ならさっさと乗れよ」

私がバイクに乗ると猛スピードで学校から立ち去る

これ絶対速度違反だよ…
そう思いつつ私は淳助に抱きついていた

半ヘルだから目が開けないぃ…目をぎゅっと閉じてから30分たった

「ほら、着いたぞ」

目を開けると、遊園地だった

『え！？なんで！？え！？いいの！？え！？』

私が目を輝かせて淳助に聞くと

「おう。Aずっと来たがってたからな」

いつもの怖い顔なんかじゃなくて笑顔でそう答えてくれた

『わー！！ありがとう！！』

思わず淳助にハグすると、ハッと我に帰って急に恥ずかしくなりすぐに離れてしまった

「騒がしいやつだな。ほら、行くぞ」

淳助はそう言って手を差し伸べてくれる

私はぎゅっと手を握り歩きだした。