【外見至上主義】淳助の隣 (ページ2)

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いち！ページ2

『淳助ー！朝ごはんできたよ！起きて起きて起きてってばー！！』

「…」

返事がない。これは起きる気がないな
私と淳助は一緒に住んでいる。

私は元々一人暮らしだったが、訳あって淳助一緒に住むことにした。

『起きないと朝ごはんなしだよ！ねー！ってわぁっ！？』

淳助がAの腕を引っ張って抱きよせた

『ちょ、なっ、なっ…！』

「んー…おはよ、A」

『おはよっ、ってはーなーせ！』

ジタバタするがびくともしない

「あとすこしだけ寝かせてくれよ…じゃおやすみ」

『あっ、ちょっ！？ねー！遅刻しちゃうから！！起きろー！！』

「しょーがねーな…よいしょ」

やっと起きた淳助は立ち上がって顔を洗いに洗面所に向かった

『まったく…いつもいつも…』

顔を真っ赤にして淳助の後ろ姿を睨みつける

『あっ、やば遅刻する！！淳助ごめん！先に出るから戸締りよろしく！！』

「は？今日は送っていかなくていーの？」

『だって淳助起きるの遅いから、淳助が遅刻しちゃうでしょ！いってきます！』

そういって玄関を出ようとすると腕を掴まれた

「送ってやるから待て」

『で、でも時間が…』

「間に合わせてやるから」

『うぅ…わ、わかったよう…』

「ん、いい子じゃん」

そういうと淳助は私の頭を撫でて支度を始めた

『いつまでも子供扱いしないでよね…』