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伏「で、友達との青春って何したらいいんだ」
『とりあえず、青春については一旦置いておいて...』
伏「は?」
さっきと言ってることが違うじゃないかと、
伏黒は厭味ったらしく眉間にしわを寄せる。
しかし、そんなものお構いなしに
私は窓の遠くに見えるものをビシリと指さした。
『アレ、行きたい!』
Aの指さす方向には、
高く聳え立つタワーが見える。
伏黒もつられるようにして
窓越しにそのブツを目視しで確認すると
「...本気で言ってんのか?」
意味が分からん、とぼやいた。
『もちろん本気。本気と書いてマジと読むくらい。
外に出たら、アレには必ず行こうと思ってたんだ。
あそこからなら絶対、私の命に代えて守る世界が広く見渡せるでしょう?』
ほんの一部だろうけど、
一度くらいは世界をこの目で見ておきたいんだ。
少し寂しそうに理由を告げると
だるそうにしていた伏黒が徐にトレーを片手に、
無言で席を立った。
『え、伏黒どこいくn「早くしろ」...え?』
伏「いくんだろ。ス●イツリー」
只でさえ時間ねえんだから、と呟く彼に
胸がきゅっとなる。
神様。これが、友情とやらでしょうか。
私はゆるむ頬をなんとか誤魔化しながら
彼の後姿を追いかけた。
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アイコ(プロフ) - 漁灯火さん» あたたかいコメントありがとうございます! (2021年2月6日 11時) (レス) id: 311881f587 (このIDを非表示/違反報告)
漁灯火(プロフ) - はじめまして!夢主の健気さに胸が締め付けられます!続き楽しみにしてますね!無理しない程度に更新ファイトです!応援してます! (2021年2月6日 2時) (レス) id: d674c68738 (このIDを非表示/違反報告)
アイコ(プロフ) - あ ま ね 。さん» ありがとうございます!頑張ります( ´ ▽ ` ) (2021年2月6日 0時) (レス) id: 311881f587 (このIDを非表示/違反報告)
あ ま ね 。(プロフ) - はじめまして!最高です!更新楽しみにしてます!!!! (2021年2月5日 23時) (レス) id: 36c644cd03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アイコ | 作成日時:2021年2月4日 0時