あなたのことが大好きです【佐野万次郎】【三途春千夜】

♠-42　最終話 ページ44

　
　
　
　
　
　

「……ん。」
　
　

腰を上げ私に手を差し伸べてくれる。
　

「っ！うん！」
　
　

ギュ


手をつなぎ、マンションへと入った。
　
　

ガチャ
　

1日しか家を空けてなかったのに懐かしい感じがした。


　

「A、おいで…」



久しぶりの温もり。万次郎の匂い。
　



「俺、今までお前に寂しい思いさせてたよな、自分のことばかり考えてごめんな…」
　
　
　
ちゃんと私の目を見て言ってくれる万次郎。
　
　

「ううん…私もごめんなさい」


「やっぱりお前しかいねーんだわ、俺。
これからもずっと一緒に居てくれよ」


「私も、万次郎しかいない。ずっと一緒に居るよ」

　
　

私の言葉を聞いた万次郎は安心したかのような笑みを浮かべた。


　
　
　
　



そう、昔から好きだったあの笑顔…


　
　
　




「愛してるよ」

　
　
　
　
　


初めてするかのような
優しい優しいキス…







　
　



君を一人になんてできないよ




　
　
　
　
　



やっぱり私は…






　
　
　
　
　
　

　



＿＿＿＿あなたのことが大好きです。


　


END

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