よろしい、ならば共闘だ(笑)【鬼滅の刃】

佰玖拾壱 ページ29

ったく……
騒がしいったらありゃしない
なんだこの騒音

人がいい気持ちで寝てんのによ

…あれ、
そう言えば炭治郎ってどこ行った？





てか私なんで寝てんの


ハッとして目が覚め辺りを見渡すと物置部屋だった、もしかして…うたた寝してた？

まずいな、

ふと外を見るともう日が暮れていた
変な汗が背中に流れる

立ち上がり 宇髄さんのネズミちゃんを探す
刀、私の刀はっ



ドォンッ

近くで大きな音が響いた

！？

上だ、上の部屋だ

階段を駆け上がると身体が動く
いつも通り オートバトルモードに入った

着物のままで走りにくい……ちっ！
ネズミちゃんに渡して貰った刀を帯の間に入れる
廊下を暫く走り、鯉夏花魁の部屋の前で足は止まる

あ、ここに居る
鬼が、居る

勢い良く襖を開けると
目の前に鬼、その奥 道を挟んで向こう側の屋根に飛ばされている炭治郎
…痛そう

えー、痛そう…



炭治郎「！？ A！」

「おはよう(？)、炭治郎 痛そうだね」

？「何、アンタ…ッ！？」

「…上弦の陸、 見 つ け た」



ニヤリと笑い刀を向ける
それと同時に斬りかかった

それを帯のようなもので受け流す鬼
おや、なかなかやりますねぇ


？「ふぅん？アンタ中々綺麗な顔してるわね、でもその痣が…痣？」

「…痣が、何か？」

？「分かった 分かったわ！アンタがAね、あの方が探してる子…そう、フフっ」

「あの方？」

？「探す手間が省けたわ！…大人しく、帯の中に入ってて頂戴ッ」


話しながらもひょいひょい近付く帯を避け続ける


炭治郎もそろそろ援護に来てくれるはず
もう一度私は鬼に向かって笑った

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