よろしい、ならば退散で(笑) 【鬼滅の刃】

弐 ページ2

はい、いわゆる異世界転生(仮)をしてしまいましたAちゃんですが…これからどうしましょう


周りを見渡すが木と雪以外何も無い


「……寒い」


ふー…と
空に向かって息を吹き出すと白い息が空に向かっていく


しばらく空を見つめていると背後でガサリと音が鳴る、誰かがいる？


恐る恐る後ろを振り返ると
紅いガラス細工のような目に、黒く畝りがかった髪で肌が雪の様に白く爪が異様に長い美青年が立っていた

？「貴様……どこかで…」


不意に声を掛けられる
何か返事をしようかと口を動かすが
はくはくと空気が出るだけで何も答えられない


あれ？
声ってどうやって出すんだっけ、
それにこの人の服……少し血が付いてる？


互いに見つめ合って何分がたった
何も会話せず、ただただ見つめ合った


？「私が、怖くないのか」


急に話しかけて来たと思えば…
この人は何を言ってるんだ

初対面の人に怖いも怖くないもないでしょ
いや、貴方が包丁持ってたりしたら怖いっていいますけども


「こ…く………ない」


怖くない
と、言おうとしたがあまり声が出なかったな
ちょっと怪訝そうな顔をされた
解せぬ


？「そうか、こんな所で一人何をしていた」


おっと、おっとっと、それ聞いちゃいますか奥さん
カップラーメン食べようとしたらなんか山奥に移動してて多分これは異世界転生なるものだと思いますね、はいって言えたらどんなに楽か

……えぇと

「(貴方には)分からない(でしょうが、カップラーメンを食べようとして三分)待ってたら…ここにいた(多分、正直くそ寒から今すぐ帰りたい)」

？「……捨て子か」






…違う、そうじゃない

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