嘘つき達の傍観者

掠れた声と忘れた想い ページ28

ドキドキし過ぎて心臓止まらない…

いや、それが正常か…


手芸部久しぶりだなぁ…
みかちゃんとは毎日教室で会えるし？

問題はお師さんだよね←





コンコンッ


みか「はーい？」

A「みかくん？おひさー」

みか「おー！Aくん来てくれたん！？」

A「うんうん！久しぶりに来てみた☆」

宗「ノンっ！二兎が怯えてるだろう？ドアを閉めたまえ」

みか「んぁ、ごめんなお師さん〜」

A「お師さん久しぶり☆」

宗「ノンっ！？」

A「最近忙しくってあんま来れなかった☆(嘘)」

宗「あぁ！！いつ見ても美しい僕のマリオネット！！さあ！これに着替えてくれ！」

A「え、あ…、ウッス」

？？「…」









A「ちょっとこれはフリフリ過ぎません？」

宗「いや、これでこそ完璧…トレビアン！！」

A「あーハイ」

みか「Aくんめっちゃ可愛いで〜♪」

A「惚れた…」

マド「Aちゃんきつい所はないかしら？」

A「ないよ〜☆」

宗「ふむふむ……ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ…ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ……」

みか「また作業モードに入ってもうた…」

？？「…？」

みか「んぁ？なずな兄どうしたん？」

？？「……？」

みか「あぁ！この子は梓姫 Aくんっちゅうねん！手芸部なんよ〜♪」

？？「…！」

A「えっと…？？」



うわなずなきゅん…
可愛い
やばい可愛い

え、可愛い

可愛いぃぃぃぃい


なず「ぁ…の」


あ、そっか…

ま̀だ̀声̀で̀な̀い̀の̀か̀



A「ハイ！なんでしょう！」

なず「ぉれ、に…と なず…な」

A「なずなくんですね！！」

なず「…ｺｸｺｸ」

A「兎さんみたいですね☆」

なず「！！」

宗「ノン！二兎は僕の最高のマリオネットなのだよ」

みか「あ、お師さん〜♪お茶入れたんよ！飲む？」

宗「あぁ、そこに置いといてくれ」

みか「了解〜」

宗「Aあぁ！君はもう美術館に飾れる！いや、生きた芸術品なのだよ！僕の愛しきマリオネット…」

A「お、おう」

なず「(あの子は喋れるんだ…俺は喋る事も制限されてるのに…あの子は…意思があるんだり俺と違って、)」


なずなくん…
僕は何も出来ない、君の意思で変わらないと


大丈夫、大丈夫、君は

ん？


そうだ！
なずなくんと歌ってみよう！

きっとなずなくんは

完璧は求めていない
ただ、楽しく、

歌って踊って

そして

心から笑いたいんだよね！



なら、僕が教えてあげる


僕も教わった、だから変われた

鋏の切れ味→←見つけた光

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す