四、言葉使いに気を付けよ ページ5
げっ!
一哉が指した方を見ると、公園の大木の下の穴に、頭を突っ込んでいるA。
な に や っ て ん だ ア イ ツ は
原「Aちゃーん!」
花「呼ぶなバァカ!」
なんで呼ぶんだよバァカ!
振り向くA
すると顔を輝かし、
貴「まこちゃん!」
花「誰がまこちゃんだ誰が。」
走ってきた。
走ってきたと思いきや、急に立ち止まる
貴「え、誰だし。」
今更か。
貴「うわぁ、個性的な面子だね!」
貴様、ここで使うか。
俺は中学の時、初対面でも容赦ないAに、言葉使いを教えた。
アホ、バカと思っても、そのまま言うんじゃなく『私とは考えが違いますね!』と笑顔で言え。
相手がデブだったら『体格が良いですね!』と笑顔で言え。
相手が香水臭かったら『換気をしましょう!』と窓を開けろ。
そして、相手が変だったら『個性的ですね!』と笑顔で言え。
今こいつは俺が教えた事を実行しやがった。
始めの、うわぁ、は、本音が出そうになったというか出た。
貴「この面子なら、まこちゃんの眉毛も目立たないね!」
ついにこいつストレートに言いやがった。
中学の時は回りくどかったが、ついにストレートに言いやがった。
さんざん、オ●マロやら平安時代の貴族やらアザラシやら言われてきたが、ついにストレートに言いやがった。
あ、笑ってる一哉は後でシメル。
貴「まこちゃん、この人達だれ?」
このアホ女、丁寧に首まで傾げやがった。
初対面には猫被って可愛い子ぶれと言ったのは俺だか、まさかここまでスキルを上げるとは。
花「前髪が原、死んだ目が古橋、オレンジが山崎。」
貴「そっか!原君、古橋君、山崎君、よろしくね!」
ち ょ っ と 待 て
花「一哉、康次郎、お前らこいつと知り合いじゃねぇのか。」
原「え、ううん。」
古「始めて言葉を交わせてとても嬉しい」
康次郎は「嬉しい(興奮)」な
貴「あ、君が古橋君か!」
え、知ってんのか?
貴「あれでしょ!パン作ったり、ガーデニングしたり、動物飼って1ヶ月で死んだり、お琴教室通ったりした個性的な人!」
また使った、個性的。
つーか康次郎、お前なにやってんだ。
貴「私ね、パン作れないし、ガーデニングできないし、何にも出来ないの!だからね、古橋君の噂聞くたびに、すごいなぁ、って思ってたの!」
そうかそうか、康次郎はよく噂流れるもんな。
貴「でも私ね、違う事にチャレンジしてるの!」
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征羅(プロフ) - 霧崎まこさん» わかりました。書けなかったらごめんなさい・・・ (2020年9月12日 17時) (レス) id: 44f8e3471a (このIDを非表示/違反報告)
霧崎まこ(プロフ) - はい、勝手に期待して待ってます。余り重く考えなくていいんで。 (2020年9月12日 17時) (レス) id: c591bca726 (このIDを非表示/違反報告)
征羅(プロフ) - 霧崎まこさん» 書きたいとは思っているのですが、どうでしょう・・・まだはっきりとは言えませんね。 (2020年9月12日 13時) (レス) id: 44f8e3471a (このIDを非表示/違反報告)
霧崎まこ(プロフ) - かいてもらえるのですかっ (2020年9月12日 10時) (レス) id: c591bca726 (このIDを非表示/違反報告)
征羅(プロフ) - 霧崎まこさん» なるほど・・・原ちゃんですか・・・。今書いている作品と、リクエストの作品があるので、書くとしたら大分先になるかもです・・・。 (2020年9月12日 9時) (レス) id: 44f8e3471a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:征羅 | 作成日時:2020年1月9日 23時