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悠斗は見ていた
Aが、逃げて、と言った時に、Aの瞳に、�犲�眼師の印�瓩�浮かんできているのを
逃げて、と言うAの目を見れば、自分は逃げてしまう
そう理解した悠斗は、Aに叫んだ
「念じるんだ！僕に！！」
必死に叫ぶ悠斗を見たAは、涙を流しながら、悠斗の目を見て呟いた
「たすけて」
悠斗は、自分の体が、なにかに操られているような感覚になった
自分の体が自分のものではないような
でも悠斗は、これが呪眼を能力であることを知っていた
悠斗は恐れず、Aを助けるために、ヤツにむかって走った
Aの呪眼にかかった体と、Aを助けたいという悠斗の意思は、同じだった
脳裏の過る、あの告白
『もし僕が死んだら、君は他の人と結婚してくれて構わない。だけど、僕が生きていたら、絶対、僕と結婚してほしい』
──────ごめん、A。僕は、この約束を守れそうにないよ
──────君は、僕じゃない誰かと、一緒になってよ
悠斗はヤツに勢いよく吹き飛ばされる
もう、痛みも感じなかった
──────僕は、Aのやくに、たてたかな
どさり、と、悠斗は床に打ち付けられた
·
·
「ゆう····と？」
ヤツに吹き飛ばされて、立ち上がらない悠斗に声をかけるが、全く反応がない
「ゆうと···！ゆうと···！」
起き上がらない、動かない
私の頭に、最悪が過った
「そんな···！そんな···！」
「あ〜あ、アイツ、死んじゃったね。思ったよりも早かった」
ヤツの高笑いも、なにも聞こえなくなる
ゆうと···ゆうと···おきてよ
何度も何度も呼んでも、彼は起きなかった
「君はやっと、自分の術式、『呪眼』を使えるようになったんだ。君がアイツの目を見て助けてって願ったから、アイツは君に逆らえなかった」
「君が殺したんだよ」
全てが真っ暗になった
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征羅(プロフ) - ぷっちさん» 泣けるだなんて・・・ありがとうございます。その辺のキャラの感情を文字に現すのが難しくて自信が無かったのですが、そう言って頂けると自信が持てます。こちらこそありがとうございます！ (2021年3月9日 0時) (
レス) id: 44f8e3471a (このIDを非表示/違反報告)
ぷっち(プロフ) - 凄く泣ける話ですね...。支えようとして支えきれなかった棘くんやパンダや真希ちゃんの虚しさや悲しさがとっても伝わって来てポロリと泣いちゃいました。これからどうなるのかが楽しみです！素敵な作品をありがとうございます！応援しています！ (2021年3月8日 23時) (レス) id: 08c7b31625 (このIDを非表示/違反報告)
征羅(プロフ) - 鹿毛さん» こんにちは。そんなに褒めていただけてとっても嬉しいです！テンポ重視にしてるので、そこ褒めてもらえると嬉しいですね。尊敬なんてそんな・・・ありがとうございます (2021年3月1日 15時) (レス) id: 44f8e3471a (このIDを非表示/違反報告)
鹿毛(プロフ) - こんにちは。セリフのテンポが良くて読みやすいです！特に４話のレントゲンの発想が今までになくておもしろいですね！パンダくんの「おまえ酷いこというな」の流れもとてもきれいに嵌まっていていてマジ尊敬です…… (2021年3月1日 14時) (レス) id: 67d713f823 (このIDを非表示/違反報告)
征羅(プロフ) - 猫築かなめさん» ありがとうございます。原作メンバーが夢主をどう思ってるのかはもう少しして書こうと思っています。更新頑張ります (2021年2月28日 21時) (レス) id: 44f8e3471a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：征羅 | 作成日時：2021年2月23日 12時
