lock . 16 ページ16
ガチャン、と閉まる扉。
すばるはパチッと電気をつけて
何食わぬ顔でベッドに座る。
「すばる、何してんの…」
渋「A、ついて来たやんか。ちゃんと」
「…」
渋「…秘密の鍵やな」
そう言いながら、すばるはルームキーをくるくる回す。
『ピリリリリ』
裕からの、電話。
「どうしよ、どうしようすばる」
渋「…Aやったらしっかりした嘘つけるやろ？」
音がなる中、すばるは私に近付いて
『がんばれ』って耳元で囁いて。
「…もしもし裕」
横『あ、A？お前どこおんの？』
「…ゆう、あのね
トイレに行ってる間に体調悪くなっちゃって…
もう今電車なの」
横『え、そうなん？え、大丈夫なん？もう乗った？』
「乗っ…た、」
横『そか。じゃあ鍵は？返せた？』
「返したよ、部屋もキャンセルした。
…ごめんね」
ちゃんと嘘つけてるかな
何かおかしいとか思われてないかな
横『そか。泊まる分は全然ええねん。
Aの体調の方が心配やし』
「…」
横『帰ったらすぐ寝ろよ。じゃ』
…こんなに優しくしてくれる裕に
最低な、嘘ついちゃった。
渋「A、」
渋「ぜんぶ俺のせいやから、さ」
電話を切った私の表情を見て
すばるは色々悟ったのか
渋「お前は何も悪ないから」
「…すば、」
渋「今日は、俺に溺れて？」
罪悪感はあるのに
止められない体
すばるに何の感情もないと思ってたのに…
溺れたい、っていう黒い欲望が
ちょっとずつ大きくなってるんだ。
渋「おいで。」
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RYU(プロフ) - あっという間に全部読んでしまいました(*´-`)続きも気になります！！ (2019年7月30日 19時) (
レス) id: 680f631fe6 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - 最高過ぎます！！！ (2016年7月24日 22時) (レス) id: 8d01d734c4 (このIDを非表示/違反報告)
みいちゃん(プロフ) - もっと見たいです〜(._.) (2014年9月12日 23時) (レス) id: a7b6dff792 (このIDを非表示/違反報告)
あず。(プロフ) - うわー、横ちょかっこいいー!!すばるさんの次に惚れちゃいましたよ(笑) (2014年9月12日 22時) (レス) id: fd4864b324 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ う な ﾘ ｽﾞﾑ(プロフ) - これとアイライロ優先に更新しようと思ってます！更新遅くてほんとごめんなさい（ ; ; ）今日の夜あたり大量更新できるようにがんばりますね！！ (2014年9月12日 6時) (レス) id: 9cc2ca6d8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうなリズム 。
| 作成日時：2014年8月10日 22時
