kiss 32 ページ8
「……ふっ……っんん」
触れるだけだった優しいキスから、舌を絡める深いものに変わっていく。
いつのまにか、私は押し倒されていて。
ピチャピチャと耳に響く音が、いつもよりも羞恥心を煽る。
「あ……」
やっと離れた唇に、無意識に名残惜しむような声が出てしまった。
「……」
それに気づいて、ますます恥ずかしくなる。
「名前、教えて……」
キスで乱れた私の前髪を、そっと指で梳きながらシロが聞く。
そっと耳を、私の口元に寄せて。
小さな声で告げた名前に、彼が笑った。
「……まんまじゃん」
「だって……」
なんだか恥ずかしくて顔を背けると、耳元に息がかかった。
吐息混じりの声で、初めて聞くシロの名前が降ってくる。
「……だから、シロ？」
そっちだってまんまじゃん、そう言おうとしたのに。
「『―――』｣
「――っ」
初めて、彼から名前を呼ばれて。
気づいたら、私から唇を重ねていた。
「……なんで、私の学校知ってるの？」
そして、先程からの疑問を口にした。
なにも告げてないはずなのに。
なんでこいつは私のことをあれやこれや知ってるんだろうか。
現に私は彼の学校、もとい学生かさえも知らなかったのだ。
「……」
「…なんで無言なの」
まさか、本当に。
「ストーカー？」
それとも尾行してたとか？
あ、それもストーカーか。
「そんな変質者じゃねーよ」
「――あっんっ」
乱れたままだった胸元を摘まれる。
「…じゅう、ぶ…ん、変態だからぁ、っん――」
下手に対抗しようとして、失敗した。
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たーに(プロフ) - 嵐ω`*←さん» ふーって言うのは 妹がふざけてたら投稿しちゃったものです(°□°;)本当ごめんなさいっっ!! (2013年7月15日 8時) (携帯から) (
レス) id: 03ccc44623 (このIDを非表示/違反報告)
茅蜩(プロフ) - これからも応援してます。 (2013年7月15日 0時) (レス) id: 4e4316dc68 (このIDを非表示/違反報告)
嵐ω`*← - たーにさん『ふー』て何ですか！？((°□°)) 小説面白かったです♪♪これからも楽しみにしてますヨ((妖笑(●´`●)ノシ (2013年7月14日 19時) (レス) id: b60242dff3 (このIDを非表示/違反報告)
さわここ(プロフ) - たーにさん» ねー！私もそう思います！ (2013年7月14日 18時) (レス) id: e03c20c4fa (このIDを非表示/違反報告)
たーに(プロフ) - 嵐ω`*←さん» ふー (2013年7月14日 16時) (携帯から) (レス) id: 03ccc44623 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びびあん | 作成日時：2013年7月8日 23時
