【警察松】ぼくらの正義を。

第３話 ページ5

貴女side


「……？」


何かおかしい

よく犯人の顔を見てみると目の焦点が合っていない

しかも春がはじまったばかりでまだ少し寒いはずなのに何故か大量の汗をかいていてる


犯人「おい！聞いてんのかよ！さっきからずっと言ってんだよ！そろそろこの女撃つぞ！」


そう言って犯人は女性の頭に強く銃を押しつける


通行人A「ね、ねぇ、さすがにヤバくない？」

通行人B「本当にあの女の人撃たれるって！はやく金渡した方がいいんじゃない？」


野次馬もさっきよりざわざわし始める

非常に危険な状態だ


女性「お願いっ、助けて…！いやだ、死にたくない！」

犯人「さっきからきゃあきゃあうるせぇんだよ！」


そして犯人はトリガーに指をかける


「っ!?」


私は危険を察知し狙いを定める

　バァンッ





犯人「い”っ…………！」


私の撃った弾は見事に犯人の拳銃を持っている手に当たる

犯人の手から銃が落ち、人質になっていた女性が解放される


「大丈夫ですか!?」


倒れこんだ女性に慌てて駆け寄る


女性「……はいっ、ありがとうございます！」


幸い女性に怪我がはなくホッと息をつく


犯人「っ！…てめぇ！ふざけた真似しやがって！」


犯人の存在に気付き慌てて振り返るが、もう犯人の拳は顔の目の前にあった

…………!?殴られる！

そう思った刹那__


??「おっと、可愛い女の子に暴力はいけないよ？」

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