妹に巻き込まれました。【新旧生徒会長】 (ページ12)

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放課後にて。ページ12

全ての授業が終わってやっと一息。

とか思ってた時期もありました。

守「なぁ、神代は入る部活とか決めてるのか？
　もし決めあぐねているのなら、
　バスケ部の見学に来てみないか？」

羽「ちょっと抜けがけしないでよ。
　無月ちゃんは俺とデートするの。」

三「無月さんは、俺と校内散策だ！」

なんだ、この濃ゆいクラス。(本日二回目)

それぞれ整った顔をしているため、妹じゃないが、逆ハーレムのようになっている現状である。

私「あ、あの、私一人で大丈夫ですから、
　皆さん、部活とか……」

練習などに遅刻するなんて以ての外だろうと思い、なんとか断ろうと試みたのだが…

蓮「いや、神代は俺と生徒会室だ。
　ついて来い。」

え！？何かやらかしたっけ？？

seitokaisitu？？Why？？

混乱して固まった私に構わず、眼鏡の副会長は、私の持っていた鞄を掴んでスタスタと歩き出してしまう。

うわー、紳士……じゃなくって！！

私「じ、自分で持ちますっ！！」

蓮「…そうか。」

慌てて追いかけると、すんなり返してくれたから、やはり鞄をとったのは連れ出す為だったようだ。

羽「え！？ちょっと、副会長！？」

守「なっ！？
　スムーズすぎて止められなかったぞ！！」

後にした教室から叫び声が聞こえたが、ごめん、無言で斜め前を歩く副会長が怖いので、無視させてもらいます。

三「………」

だから、三毛縞君が鋭い眼差しで私達の背中を見ていた事にも気付かなかった。