程よい関係が疲れやすいのです【ころ/ん】

嘘【014】 ページ16

帰宅後、ころんからLINEがあった

LINE＿＿＿＿＿

ころんこれってホント?

数秒後、写真が送られてきた


…は、なにこれ。

写真は昇降口前に書かれている掲示板
そこに書かれていた文字は


【2年生の彩乃 結衣さんをA Aさんが刺した？】

と、大きく書かれていた。

内容をよく見ると、「前から恨んでいた」「背中まで刺した」などデタラメが書かれている

A刺してない!これ新聞部が書いてる掲示板だよね

新聞部の部長って確か牧野さんだった…。
確かにみんなにはホントのことは言わないって言ったけど、嘘をばらまいていいなんて言ってない。

ころん言いに行くの?

Aそのつもり。掲示板のやつ、全部嘘だから信じないでね

ころん僕も行く

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

『…元からそのつもりだったのかな』

だったらかっこよ←

一応ICレコーダーをもって学校に戻った

ｺﾝｺﾝ

「はい、どうぞ…って、Aさん！？」

どうやら新聞部の間で有名になってるらしい

『今掲示板に張りつけてる新聞を外してほしいのですが』

「それは…ちょっと待っててください」

こ「…新聞部の部長って誰だっけ」

『同じクラスの牧野さん。結衣ちゃんの友達的な…』

こ「…まじ？やばくないそれ。」

『やばいかも。』

そういやこいつ寝てたんだった←

牧「私たちは真実を載せただけなので、変更することはできません」

『私は結衣ちゃんを刺してないし、確かに苦手意識はあったけど、恨みなんてないです』

牧「そんなの信じれない。私だって刺したところ見たんだから」

『刺したところ？』

牧「血が沢山出てて、カッターだって落ちてたじゃない」

…あ、刺されたあとの事ね。

『あれは血糊で、傷口だってないって…』

こ「え、てかさ、まずなんで真実って分かったの？誰かから聞いたわけ？」

牧「そうよ！結衣ちゃんにもクラスの担任にも聞いたんだから！」

『で？なんて言ってたの？』

牧「あなたが刺したって！結衣ちゃんもお腹に包帯巻いて、しばらく休むそうよ。」

…うちのクラスの担任も、結衣ちゃんも関与してるわけか。
『…わかりました、出直します』

こ「え！？A！？」

『ちょっと職員室いくわ』

こ「ん、え？え？？」←




"

※新聞部が残ってたのは放課後まで残って新聞を作ってたんですハイ。来週分を書かなきゃ行けないんですハイ。

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