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第158話 ページ13

「窮地の中で十二天将の呪装を更なる段階へと進化させた斑鳩士門様っ!!戦いはまだ終わらないっっ!!!!」

「(陰陽師には知力・体力・呪力に加え″想像(創造)力″も必要になる。呪装も式神と同じ呪力の具現化!かなりの時間の修行が必要な筈なのに数分で.....しかも戦いの最中にやってのけるなんて.......!!)正に神業だっ!」

「いっけえええええええっっ!!!!士門おおおおおおおおんっ!!!!」

「応っ!!!!」



ろくろの声が聞こえたのか、返事をして天馬に突っ込んで行った士門をみて無意識に手に力が籠った。



ガッ!!


ドッ、ドッ。



「あぁ〜〜〜〜っと鵜宮天馬様ここでついに鎧包業羅(がいほうごうら)を呪装っ!!これまでは持ち前の呪力だけでダメージを軽減してきたと思われますが─────これが意味するのはっ」

「漸くっ......俺を″対等()″と見なしたということか?」

「対等に戦って頂いてありがとうございますだろ、んんっ!!?」



ビュッ


バッ



「チョコマ.......」

「こっちだ」

「!!」



素早い動きで天馬に攻撃を仕掛ける士門の一撃が天馬に入った。



「更にクリーンヒットオオオオッ!!!!」

「士門っいけ.......!いけっ!!」

『士門が天馬をおしてる!!』



連続で攻撃をしている士門。ろくろと恵治さんの術を参考にしているこの呪装。確実に二人よりも素早く、鋭い攻撃を繰り出している。それを今実践の土壇場でしている幼馴染。



「「(天才めっ!!)」」

『天才だな!』



天馬の攻撃をかわし、瞬時に天馬の懐に飛び込み下から一撃をいれる。



「無駄だっ.....その技はもう、見切ってるっ!!!!」



ゴッ!!!



「刹那に出現する斬撃はたしかに驚異だ──────だが、その軌道は必ずお前の振った腕の直線上にしか出現しないっ!───更にお前が腕を振り切る前にこれを抑えればっ斬撃そのものの発動を止めることも可能だっ!!」

「頭でわかっててもそんな天馬(ふところ)に飛び込むような真似......!」

「暴発寸前の爆弾に近付くようなもんやわぁ〜〜!」

「最近の若いコは恐いスねぇ」

『ろくろの影響を受けてるね、士門.....』



螺旋状に回転し攻撃を加えながら天高く上昇する士門。
天馬が追いつめられている。


 

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設定タグ:双星の陰陽師 , 天馬 , 転生
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れい(プロフ) - コメント失礼します。オリフラが立ったままになっているので、フラグ解除をお願いします。 (2021年8月19日 16時) (レス) id: d1cecbd3a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2021年8月9日 23時

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