第125話 ページ27
「もう始まるぞ」
『ごめん、美玖さんに挨拶してたんだよ』
先に行っていた士門と観客席で会う。
正確には観客席ではなく、通路入り口だけど。
「ではここでルール説明をします！！」
猫みたいなクラゲっぽい感じの乗り物にのって説明し始めた実況の人。
『わあ(ファンシーな乗り物だなぁ。誰の趣味だろう)』
「試合時間は十五分！場外負けはございませんっ武舞台・岩場・水中どこで戦って頂いても結構！！」
『十五分.....』
長いようで短く感じる試合は、自分達が思うよりも白熱しそうだ。
「対戦者が戦闘不能もしくは降参すれば勝利です！！但し、時間内に決着がつかなかった場合は引き分けとなりま〜〜す！」
『あの乗り物、ファンシーだね』
「ん？.....ああ」
「会場上空の詠唱台では雲林院家の結界技師がバトルフィールドに結界を常時展開。客席に被害が及ぶことはありませんが十二天将の皆様に限り纒神呪の使用はNGとさせて頂きま〜〜〜す」
「お前の月姫も纒神呪あったよな」
士門の言葉に頷いた。
『うん、あるよ。あの乗り物.....、猫かなクラゲかな？』
「............彼方」
『なに？』
「さっきから、ルール説明よりあの乗り物の方が気になっているのか？」
『うん』
だって、空飛んでるじゃん。
いいなぁ〜、空飛べるの。
前世、あんな感じの乗り物なかったよ。
さすが二次元だよね！！
「更に索敵・探索用のドローン式神が戦いの様子を大画面に念写！細かい動きもバッチリです！！────────では」
本土の電化製品よりもハイテクなんだけど...。
すごいなぁ、土御門島....。
『見られてるって、.......緊張するからやめてほしい』
「試合に集中すれば大丈夫だ」
そうかもだけど、嫌なモノは嫌。
「そろそろいきますかぁ〜〜〜？い・き・ま・すかぁ〜〜〜〜〜っ！！！！」
というか、実況の人ノリノリだな.....。
「さすが、幼馴染み！仲がいいねぇ〜！そして、相変わらずの可愛さだ！(ﾁﾗｯ」
「ﾑｶｯ)あ？」
「あんま、煽ったらアカンよ〜？」
「あの二人は昔から仲が良いな！」
「士門君に彼方君取られちゃったりして〜〜〜☆」
「ﾑｶｯ)ﾁｯ」
「今、舌打ちしたよねっ！？悲しいっ！」
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ひーちゃん - リメイク前から読ませていただいていますが、とても面白いです！無理せず更新頑張って下さい。応援してます。 (2022年4月5日 17時) (
レス) id: fdbe555570 (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2022年2月26日 17時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
オタク - すごく面白いです!!!!!!無理せず更新頑張ってくださいｯｯｯ (2022年2月22日 18時) (レス) @page10 id: 069b2b7513 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏菜沙 | 作成日時：2021年7月31日 17時
