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第119話 ページ21

斑鳩家の使用人の人達も暖かく、いい人達ばかりだった。峯治さん達の人柄の良さがわかる。


それに料理も美味しい!
皆さん、私達を楽しませようと色々しようとするが士門が止めている。まあ、大盛上がりの食事だったね。






──────────






ご飯もいただき、お腹一杯。
ろくろと士門はどこかに行ってしまい、この広い斑鳩家を捜索することにした。

マジ、広いな.....。



「十二家って言ってもホント、家によってカラーが違うんだなあ」

「そうだな」



縁側で話す士門とろくろを見つけ、声をかけようとしたがやめた。盗み聞きのようで(盗み聞きだが)悪いが、そのまま聞くことにする。



「.......俺は」

「!」

「俺は生まれてすぐに母を病で失くし....父も三つの時に禍野で戦死して、その後この斑鳩宗家に引き取られた。」



私が士門と出会ったのは、彼がここに引き取られてからだったかな....。懐かしいなあ〜。



「普通はどの家も分家の人間は疎ましく思うものだが、この家の人達はあたたかく迎え入れてくれた。.....ちぃ子のため、宗家のために俺の命は斑鳩家のためにある!」



士門の決意に、胸の辺りがじーんと暖かくなった。
誰かのために強くなろうとする人はこの先、もっと強くなれる。昔、母様が言っていた。



「......ところで、十二家にはどこに入るかもう決めたのか?」

「え?いや、まだ全然」

「........なら、斑鳩家に来ないか?」

「へ?」

「た.....他意はないぞ?斑鳩家の繁栄にも繋がるしっ.....!ちぃ子も喜ぶ。......近々、遠くとも半年以内にかなり大きめの″任務″が....._______「石鏡悠斗討伐作戦」が行われる」

「『!』」

「奴の行動範囲を少しずつ限定していき最終的に上位陰陽師のチームてをこれを討つ。上層部の方達は今、石鏡悠斗の存在を最も懸念しているからな」

「......」

「奴との決着を望むなら、斑鳩家にくれはをそのサポートをしてやれる。......だが、もしお前がより早くより高く″上″を目指すなら」



士門の言葉の先はわかる。



「鵜宮家へ行け」

「!」

「天馬を当主に置く、鵜宮家は一族全員が精鋭中の精鋭。だが、お前なら......半年あれば上位部隊に入るのは可能だろう。勿論どれも強要はしない。俺はお前の意志を尊重する」



 

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ひーちゃん - リメイク前から読ませていただいていますが、とても面白いです!無理せず更新頑張って下さい。応援してます。 (2022年4月5日 17時) (レス) id: fdbe555570 (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2022年2月26日 17時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
オタク - すごく面白いです!!!!!!無理せず更新頑張ってくださいッッッ (2022年2月22日 18時) (レス) @page10 id: 069b2b7513 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2021年7月31日 17時

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