第79話 ページ31
何よりも一番は......私！負けず嫌いだから！！！！！
『空瞬鬼刀！急急如律令！！』
清弦さんから渡された霊符。
私の呪装。
薄い空の色をした刀。
『はぁあああああああああっっ！！！！！』
私は、八雲へと走り攻撃をする。
反撃開始だよ！！
絶対に負けるかっっ！！！
──────────
noside
彼方が八雲と戦っている頃。ろくろと士門は、聖丸と繭良と紅緒は氷鉋と戦っていた。繭良と小夜が作戦通りに目的地についた時。小夜を狙って氷鉋が攻撃を仕掛けてくる。そこに、間一髪で紅緒がくるが氷鉋によって気を失ってしまう。
繭良は、氷鉋に恐怖しながら戦うが、攻撃は氷鉋のには届かない。紅緒が氷鉋のによって殺されかに思われた時、繭良に声が聞こえた。
「見てられねぇな」
「！？」
「______だが、その不器用な所なんかは.......あの親にしてこの子供ありといったとこか？」
「なっ........何なのあなた........！？」
「俺ぁ白虎。十二天将″白虎″だ」
「じゅ.....十二天将？安倍清明に仕えた式神の......？」
「力を欲するか天若の娘」
「！？」
「望むならばくれてやろう。但し、己の芯に通した路を外れぬ覚悟があるならな」
「み.......路って？」
「目の前で苦しむ者を救いたいという願い大いに結構........だが″力″がなくては振りかかる火の粉を払うことも出来ぬ」
我が力は破壊のためにあらず
我が爪は殺戮のためにあらず
母が子を守るが如く
我が白き爪は慈しみの心にこそ力を宿す！
「答えろ天若の娘。お前が望む力とは何ぞ......！？」
「婆娑羅に何を言われたって私の思いは変わらない...........私が強くなりたいと思ったのは大切な人達を″護る″ため」
ぎゅっ.....！
「(そう、私の願いはあの頃から変わってない)お願い、白虎。力を貸して！」
「ならば唱えよ。我が爪を醒ませし術言は........________」
「白蓮虎砲！急急如律令！！」
繭良の両腕には白き白虎の爪が現れた。
彼女の覚悟が、思いが白虎に認められ力を授けられた証。
ここに新たな白虎の継承が成された。
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夏菜沙(プロフ) - ありがとうございます！嬉しいです！！ (2021年7月31日 13時) (
レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
346 - なんで評価低いのかわからない！面白いです！！これからも頑張ってください！ (2021年7月30日 0時) (レス) id: b132005490 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏菜沙 | 作成日時：2021年7月22日 16時
