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第66話 ページ18

 
 
 
何.....!?何を、見せられているの.....!?





 


パァァァァ!!



 






 
「あうっ.....うぉおおぉおおおおおおおお!!!」

『!!』

「おぉお.....なんということか.....まさか、このようなカタチでお前と再び会えようとは......」



彼女の口から語られる言葉。



「清明......」




 





 



 
『また.....逢えたね.......、_______』






──────────







noside




儀式が始まり、ろくろが胸を押さえ座り込む。



「やっ....止め....止めて下さい、小夜....さんっ!これ以上は.....ぎ....儀式をっ.....儀式を中止して下....さいっ!!」




ガラス越しから叫ぶ紅緒。その様子に周りにいる繭良達が驚く。




ガタッ!




紅緒が必死に止める中、その隣にいた彼方が膝から崩れ落ちた。
ろくろと同じように胸の辺りを掴んで、辛そうな顔をしている。




「彼方......さん!!」

「かな姉!!」

「彼方!!」



隣にいた彼方に紅緒と少し離れて繭良も駆け寄る。
二人が呼び掛けても彼方に反応はない。



「あぅっ......ぅぉおおぉおおおおおおおお!!!」



今まで苦しんでいたろくろが叫びだし、



「なっ......」

「何だあれは.....!!」



次の瞬間ろくろの身体が全て白く染まった。



「おぉお........なんということか.....まさか、このようなカタチでお前と会えようとは.......______________清明」



そして、彼方から紡がれる言葉。


 
『また......逢えた、ね......、清明』

「「「「!!」」」」



ガラス越しから、ろくろを見て片目から涙を流しながら嬉しそうに呟いた彼方。そして、そのまま目を閉じて気を失った。






──────────






彼方が気を失った後、小夜自身が言った言葉......いや、葛の葉が言った言葉、そして彼方が言った「清明」という言葉に繭良以外の三人が驚いていた。ろくろが小夜に向かって歩き始める。



「「「!!?」」」



だが、小夜の周りに武器を持った武人が現れ、ろくろに剣を向ける。



「ちぃ子が身に宿している呪護者は葛の葉一人じゃない。安倍清明の母である葛の葉を主と崇める眷属が護衛として付き従っている。その数、最大四十八人.....!」

「!」



 

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夏菜沙(プロフ) - ありがとうございます!嬉しいです!! (2021年7月31日 13時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
346 - なんで評価低いのかわからない!面白いです!!これからも頑張ってください! (2021年7月30日 0時) (レス) id: b132005490 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2021年7月22日 16時

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