◇アイス・チャレンジ ページ41
「映画面白かったですね!」
『うん!面白かった!』
気になっていた映画を観終わり、お昼はミサキと来るカフェでとることにした。ここ、安くて美味しいのでよく利用してたりする。ご飯を食べ終えれば、後は気になるお店に行ったりぶらぶらと特に目的も決めずに回る。
『(あ、これ....)』
ふと立ち寄った雑貨屋さんで気になるモノを発見した。私の目と同じ緑色の逆三角形のヘヤピン。角の下の方には白の小さなビーズの飾りがついている。
可愛い。
「カサネさん、どうかしましたか?」
『何でもないよ!』
動かない私にアイチはどうかしたのかと声をかけてきた。私は何もないと首を横にふって、ヘヤピンから視線を逸らす。
『私、アイス屋さんに行きたいな!六段アイスを食べようと思うんだ』
「いっぱい食べるんですね。アイスのお店は確か.....」
「あっちです。行きましょう!」と言われ、首を縦にふる。いっぱいご飯食べる女の子って、男子からしたらあんまり可愛くないのかなぁと思っていたけど、アイチは私がいっぱい食べることに何にも思ってないようで、「カサネさんは美味しそうに食べますね!」と笑顔だ。超いい人!で、優しい人。ヘヤピンはまた今度来た時にしよう。久しぶりにピン!ときたやつだしね。
『イチゴ、メロン、バナナ、りんご、ミルク、みかんでお願いします!』
「僕はチョコアイスを一つ」
「かしこまりました〜」
アイス屋さんにて、私は六段アイスを頼む。
前は五段アイスで、今日は六段だ。ちなみにここのお店はクロノと来るので定員さんに顔を覚えられている自覚はある。五段や六段と私が頼んでるせいか、この顔馴染みの定員さんの技術が上がっていると思う(本人に言われた)。
「弟君じゃなくて、彼氏君と来たんですね」
『まー、はい』
「ふふっ、頑張ってくださいね!六段アイス、お待たせしました〜」
『ありがとうございます』
バランスよく積み重なっているアイスをスプーンで救い、溶ける前に食べ始める。アイチのチョコアイスも一口ほしいと言えば、くれて私もお返しにアイス(六種類)をあげた(この時、関節キスの大量発生だったが、それよりもアイスに夢中だったカサネ。アイチだけは、気づいていて頬を染めていた。定員さんは、少年よ頑張れ....と微笑ましく二人を見ていた)。
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夏菜沙(プロフ) - コメント返すのが遅くなってしまってごめんなさい!ありがとうございます!頑張ります (6月14日 1時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん(プロフ) - アニメヴァンガードとヴァンガードGシリーズ全部観てました!このお話を毎回楽しみにして読んでます!繋がるお話とかテンション上がりますww楽しみに待っています!!!! (2023年4月5日 14時) (レス) @page41 id: f960c5b46d (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - ありがとうございます!ヴァンガードGへとつながる話を今考え中です。楽しみに待っていてもらえると嬉しいです! (2022年10月9日 22時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
桜華舞姫(プロフ) - ヴァンガードからヴァンガードGに繋がる話なんて……面白いに決まってるじゃないですかーーーーーーーー!!!!私の好みにど直球です!!続き気になります!更新頑張ってください!! (2022年10月9日 10時) (レス) @page37 id: af831a4a46 (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - コメントありがとうございます!!応援してもらえるなんてありがたいです!! (2022年3月17日 2時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2022年2月11日 0時