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◇前世と今世 ページ8

私には前世の記憶が存在する。
ただ今、人生二回目の女子高生だ。
「何言ってんの?このJK」とか言われると思うが、それは私も思う。私自身も実際に自分が体験してなきゃ多分信じられないレベルの話だ。

別に嘘をついてるわけでもない。
全部本当のこと。



『(全部、現実なんだよなぁ。未だに夢かなって思う時があるけどね?)』



前世の私は、今と同じで女子高生だった。
何で死んだのかは覚えてないんだけど、多分トラックにひかれたんだと思う......。

そこんところがよくわからない。
そこら辺の記憶は、憶えてないから.....。
何で憶えてないのすら、憶えてないってのは逆に不思議だなぁと思ってる。

いつか、思い出すんじゃ?って、可能性があるかなー?とちょっと考えてる。



二度目の人生は、黒歴史になりうる赤ちゃん時代から(記憶は封印済み)のやり直しだった。

何回心が折れそうになった事か.....。
普通の家に産まれ、次は事故らないように気をつけようと決意してすくすく育った。

.........育ったのはいいんだけど、問題が発生した。
どうやら、ここは私の前世の世界とは異なる世界であると言うことを知ったのだ。



『(″マ・ジ・か″って表情したの、憶えてる)』



まず、私が思ったのは周りの人達の顔面偏差値が非常に高いと言うことだった。
たまに見かけた年上の高校生も中学生も可愛くて、かっこよかった。

まるで二次元のように.....。

「ま、そんなことないか!気のせい気のせい!!」と即座に否定したあの時の私を殴りたい。
気のせいじゃないと。

私の予感はあっていると。



私は小さい頃から、人じゃないものが視えた。
それが、異なる世界であると更に印象付ける事である。

種類がある人じゃないもの。
町とかにいるのはよく見ると半透明の人、白い仮面を付けた化け物。

そして、黒い着物を着た人。
黒い着物を着た人は人かな?と思うかも知れないが、なんか家とか通り抜けていたところを見たので人じゃない。白い仮面を付けた化け物の方は、虚(ホロウ)と呼ばれる奴で黒い着物を着た人は、それらを退治する死神と言うらしい。



その事は、近所に住む胡散臭くて、下駄と帽子と甚平を来た顔面偏差値が高いお兄さんが教えてくれた。
謎が多い人だけど、いい人だよ。

 

◇友人、流れる非日常→←◇幼馴染、過ごす日常



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設定タグ:BLEACH , 日番谷冬獅郎 , 転生
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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2023年9月17日 21時

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