検索窓
今日:16 hit、昨日:13 hit、合計:8,307 hit

◇因果の鎖 ページ15

突然大声で叫び出した織姫に二人して驚いた。いきなりだったってのもあるけど、妄想が何でそうなったのかというのにも驚いた。大変驚きました。


織姫の頭の中たまに覗いてみたいなぁって思う。
本当に気になるんだよね、織姫の考えが。



バスンッ!



「「『!!』」」

「な.....」

「何?今の.....」

『何の.....』



トボ。



「____音.....」

「ああっ!エンラクが落ちてきた!」

「なんだ、ぬいぐるみか.....びっくりした.....。」



今の音の正体はどうやら織姫のぬいぐるみだったらしい。
なんか、ぬいぐるみの名前にツッコミたくなったが、まあ織姫が気にいってるならいいと思い、何も言わない。←織姫にだけ非常に甘い転生者

ただ、ものスッゴくエンラクって名前の熊のぬいぐるみには見えないことは思っとく。



「あああっ!!ひどい〜〜〜!なんで、こんな裂けてるの〜〜!!」

『ホントだ。何で?』

「布が寿命だったんじゃない?」



それにしては裂け方が可笑しい。



『(これ本当に裂けたの?)』



裂けたっていうより、斬られたとかの方がなんかしっくりするのは気のせいかな?でも、斬られるとか........。



「.....何これ.....?」

『どうしたの?』

「なんか.....____血.....みたいな.....」

『血って、何言って.....』



ドンッ!!



『ぇ....』



一瞬、......本当に一瞬だった。
さっきまで話していた織姫が急に倒れた。

慌てて、織姫に駆け寄り声をかけるが返事がない。



「ちょっ.....ちょっと!何!?どうしたの、織姫!!」

『織姫!!織姫!?しっかりしてっ....!!』

「何が.....」



ゴトンッ!!


ぽたたっ.....。



『た、たつきっ.....!?』

「....な、なに!?何だよ、コレ....?なんで血が.....」

『(ま、まさか......)』



いきなりたつきが壁の方まで飛ばされ、肩から血を流していた。すぐに止血しようと立ち上がろうとした時、今度は私がナニカに攻撃された。



ザッ。



「朔っ!!」



私も壁の方まで飛ばされて、かけていた眼鏡が宙をまい、床にカチャと音をたてて落ちた。眼鏡が落ちると共に視界がクリアになり、織姫の姿が見えた。

鎖に繋がれた、倒れた、織姫を。

 

◇アイシタモノ→←◇妄想



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
97人がお気に入り
設定タグ:BLEACH , 日番谷冬獅郎 , 転生
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夏菜沙 | 作成日時:2023年9月17日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。