◇放課後の晩御飯 ページ12
朽木さんが転校して来て数日。
御財布とチラシをトートバッグに入れて、夕御飯の買い出しに出掛けた。なんとなく気分で今日はいつもと違う道を通って、スーパーに向かう。
買い物をした後は、織姫の家にたつきと遊びに行くことになっている。晩御飯も御馳走になるので今から買う食材は明日からのご飯に回す。
特売日なんだよね、今日は。
チラシでチェック済みである。
『.....ん?あれって......』
その途中、見覚えのある姿を見つけた。
何をしているのか気になって声をかけることにする。
珍しい人も見つけたしね。
「こんにちは、黒崎くんっ!!」
「ビクッ)うわっ!!」
『こんにちは!』
「わぁっ、ビックリしたあ〜!こんにちは、朔ちゃん!」
「い.....井上!それに朔も!ななな何してんだこんなとこで!?」
ナイス反応である。
そこにいたのは、織姫と一護。
私の登場は予想外だったらしい。
二人ともすごいいいリアクションをしてくれた。
まあ、私の登場を予想できる人なんていないよね。
私もできなし。
「えへへ、ちょっと晩御飯用の買い物でした」
『これから買い物に行く予定です』
「ネギとバターとバナナとようかんを買ったの!」
「『(何を作る気だろう.....)』」
きっと今日の夕食だ。
何を作るかは予想できないが、織姫の料理は個性的だ。
見た目はアレだが、味は美味しい。
見た目はアレで、名前から受ける破壊力もヤバいけども....。
「黒崎くんは何をしてたの?」
「あ?俺か?俺はえーーーっと.....(何て言おう。特訓してましたなんてハズカシくて言えねーしなー.....)」
『......あ』
「!朽木さん!?」
「むっ」
一護が何をしていたのか聞こうと待っていたら、後ろに転入生の朽木ルキアさんがいた。織姫も今気付き驚きの声をあげた。
「誰だ、貴様は?」
「バカ!井上だ!クラスにいただろ!(朔の方は覚えてたってことか?)」
「あら井上さん、朝代さん、ご機嫌麗しゅう!」
「(そうか....クラスの連中の前ではそのキャラで通す気か....)」
「え....あ、はい。ご機嫌うるわしゅう?」
『(織姫がつられた)こんにちは、朽木さん』
なんか若干、朽木さんのキャラがぶれぶれな感じがするけど気にしないでいた方がいいかな?
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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2023年9月17日 21時